これらの装備が使えるのは、キャンピングカーの多くが自動車用のバッテリーとは別に、室内の電気製品を使うためのサブバッテリーというものを搭載しているからです。しかしサブバッテリーから供給される電気は無尽蔵ではありません。走行しない状態で長期間同じ場所に滞在していると、やがて電気が空になってしまいます。またサブバッテリーだけでは、基本的に下記のような電気製品は使うことができません。
これらの電気製品を使いたいときは、キャンプ場に行って、そこで供給される100ボルトのАC(交流)電源を借りてキャンピングカーに接続することになります。ただし、電子レンジやエアコン、電磁プレート、ドライヤーのような電力の強いものは、キャンプ場で供給する電源のアンペア数が30アンペア程度確保されていないと、キャンプ場全体のブレーカーを落としてしまうこともあります。そのキャンプ場の電源がどの程度のアンペア数を確保しているのかを見極めながながら、慎重に対応するのがいいでしょう。
その懸念を解消する手段として、発電機をキャンピングカーに搭載している人もいます。ただし、発電機は騒音が発生するために、その使用を禁止しているキャンプ場もあります。またキャンプ場以外の場所で泊まるときには、マナーの問題上、使用を控えたり、使用する時間帯を考慮しなければならないこともあります。
■サブバッテリーだけでは基本的に使えない電気製品
@ 電子レンジ (ごく短時間ならサブバッテリーでも可)
A 室内用エアコン
B 電磁プレート
C ドライヤー
D 炊飯器
E 電気ポット
F TV (液晶TVなどではカーアダプターで12vにも対応) |