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キャンピングカーユーザーの「道の駅」利用状況を調査 
約8割の滞在時間は「1時間以内」と回答

 一般社団法人日本RV協会(所在地:東京都町田市、会長:増田 浩一)では、キャンピングカー旅行を楽しんでいるユーザーを対象に、「道の駅」を利用する目的、滞在時間、立ち寄ったときの消費行動および消費額などについて調査しました。
 その結果、多くのユーザーがその地域の産直品を購入していること、および、立ち寄ったときの消費額は4,000円以内が9割を超えること、また、およそ半数のユーザーがその滞在時間は30分~1時間程度と答えていることなどが分かりました。
日本RV協会URL: http://www.jrva.com/

■産直コーナーが人気、滞在時間は30分~1時間

 まず、最近の「道の駅」では夏休みの利用客を対象に、さまざまな催し物を企画しているところが多いのですが、キャンピングカーユーザーは、そのようなイベントにどのくらい参加しているのかを尋ねてみました。
  その結果、「「道の駅」イベントは事前にネット情報などで把握することができるので、旅行計画を立てたときにチェックし、興味あるものはそれを見物する計画を旅に組み込む」という積極的な回答(5.6%)は少数でしたが、「立ち寄った「道の駅」で、イベントをやっていれば必ず見物する」という回答(39.4%)や「イベントを見物したりする頻度は半分(5割)程度である」という回答(45.1%)を加えると、約9割のキャンピングカーユーザーが道の駅のイベントに興味を持って参加していることが分かりました。(図表1)

図表1

 次に、旅行中に道の駅を尋ねる目的を尋ねてみました。結果は、「トイレを利用するため」という回答が27.1%を占めて1番目に上がりましたが、ほぼ同じ回答率で、「その地域の産直品を購入するため」(26.3%)という回答が2番目になりました。また3番目は「仮眠などの休憩するため」(21.1%)というものでした。(図表2)

図表2

 さらに、立ち寄ったときのおよその滞在時間も調べたところ、一番多かった回答は「30分~1時間程度」(48.5%)、その次が「30分程度」(28.0%)でした。(図表3)

図表3

 こうしてみると、76.5%の人が1時間以内に退場していることが分かりましたが、約1割強のユーザーは仮眠などの休憩を取るためか、「4時間以上」と答えていることも判明しました。

■道の駅で4,000円以内の消費は9割

 キャンピングカーユーザーの「道の駅」利用の目的として、「その地域の産直品を購入するため」という回答が上位にあがりましたが、では実際にそこで買い物をする頻度はどのくらいなのでしょうか。
 一番多かった回答は「良いものを見つけたときだけ、たまに買い物をする」というもので、その回答率は30.5%でした。2番目は「7割程度の率で買い物をする」(26.7%)、3番目は「5割程度の率で買い物をする」(20.6%)という順となり、ほとんどのユーザーが道の駅に寄ったときは、なにがしかの商品を購入していることが分かりました。それに対し、「買い物はしない」という回答はわずか2.3%でした。(図表4)

図表4

 また、食堂(およびレストラン)の利用状況も調査しました。その結果、「空腹を感じたときだけ、たまに利用する」(52.3%)という回答をトップに、「3割程度の率で利用する」(19.2%)、「5割程度の率で利用する」(17.7%)という回答が続き、「産直コーナーでの買い物」より利用率が低いものの、食堂・レストランを利用している状況が浮かび上がってきました。(図表5)

図表5

 では、ユーザーは、「道の駅」で土産物の購入や食事をするとき、どのくらいのお金を消費するのでしょうか。
 一番多かった回答は「1円~2,000円」というもので、その回答率は52.3%でした。次点は「2,001~4,000円」(40.9%)でした。
 こうしてみると、9割以上のキャンピングカーユーザーは、1回の利用につき、4,000円以内の商品を購入し、さらに、2,001円以上消費している人の割合は47.8%にも達していることが分かりました。(図表6)

図表6

 その消費の内訳を調べてみると、やはり圧倒的に多いのが「産直品などの土産」で、そのパーセンテージは68.2%でした。次が「食事のおかずやお弁当など」(12.4%)でした。(図表7)

図表7

■道の駅を探すときはネット、地図、カーナビを使って事前調査

 では、キャンピングカーユーザーが道の駅を探すときには、どういう方法を採っているのでしょうか。
 それを尋ねた結果、「目的地に向かう途中で、カーナビやスマホで検索」という回答が38.6%を占めてトップに立ちました。次点は「旅の前に、ネットや地図で探しておく」(37.0%)というものでした。もちろん「行き当たりばったりで見つけたら立ち寄る」という回答も18.1%を占めましたが、この結果を見るかぎり、75%以上のユーザーは、ネット・地図・カーナビなどを使い分けながら事前調査を行っている模様です。(図表8)

図表8

 最後に「今後「道の駅」に求めたい施設、サービスとして、どのようなものを望んでいるのか」ということを尋ねてみました。
 その結果、「「RVパーク」エリアを増やしてほしい」という希望が53.7%を占めました。それに続いた回答は「温泉施設」(18.7%)でした。(図表9)

図表9

■調査結果からのまとめ

 キャンピングカーユーザーが「道の駅」を活用するのは、「仮眠休憩」のためというイメージが一般的でしたが、今回の調査によって、約8割弱のユーザーの利用(滞在)時間は1時間以内であることが分かりました。
  また、積極的に産直品などの特産コーナーでの買い物を楽しんだり、食堂・レストランなどを活用するなど、消費行動を通じて地域の活性化にも貢献している様子が浮かび上がってきました。
 その場で消費する金額は「1円~2,000円」(52.3%)、「2,001円~4,000円」(40.9%)というユーザーは9割以上で、地元の経済活動にも一役買っているようです。
  一時、道の駅で不当に長期滞在する車中泊車が社会問題化したこともありましたが、キャンピングカーユーザーの場合は、みなマナーをよく守り、健全に道の駅を利用している様子が伝わってきました。

■調査概要
調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2016年7月19日~2016年8月17日

この調査は、2016年7月19日から8月17日にかけて当協会のホームページに寄せられた約140人のアンケートデータを基に、夏休みの旅行体験に触れながら、これまでの「道の駅」利用状況について尋ねたものです。

■近日オープンしたRVパークのご紹介

 <RVパーク マリンドリーム能生(新潟県)>

豊かな海の恵みを詰め込んだ「日本海の道の駅」マリンドリーム能生海洋公園内に設置されています。日本一のベニズワイガニ直売所「かにや横丁」、新鮮な魚介類がそろう鮮魚センター、新鮮な魚介類のメニューが豊富なお食事処・地元糸魚川の全ての酒蔵がそろう酒屋など地場産の食材を購入し、その場で海鮮BBQを楽しむ事も出来ます。
【オープン】 2016年8月6日(土)
【利用料金】 1泊 2,000円/1台(トレーラー含む)
【所在地】 新潟県糸魚川市能生小泊3596-2
【電話】 025-566-3456
【URL】 http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/667.html

<RVパーク 天然温泉 湯の花あじさい(愛知県)>

蒲郡竹島や西浦海岸バームビーチでの潮干狩りや海水浴、愛知こどもの国など、観光地にアクセスがよい場所であり、隣接するクラスポ蒲郡やカインズホーム等でショッピングもできます。
館内の温泉には8つのお風呂とサウナがあり、露天風呂からは三河湾の絶景が望めます。
【オープン】 2016年8月6日(土)
【利用料金】 1泊 1,000円/1台(トレーラー含む)
【所在地】 愛知県蒲郡市鹿島町浅井新田1番36
【電話】 0533-66-4126
【URL】 http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/668.html

<RVパーク 立山ライチョウ谷(富山県)>

このRVパークは、立山山麓スキー場らいちょうバレーエリアにある浴場や炊事場を備えたマイカー向け滞在型施設「たびぐるまステーション立山山麓」内にあります。人気観光スポット「立山アルペンルート」の富山側の玄関口近くに位置する風光明媚なロケーションで、豊かな自然を満喫できます。
【オープン】 2016年8月13日(土)
【利用料金】 1泊 1,500円/1台(トレーラー含む)
【所在地】 富山県富山市本宮3-14
【電話】 090-3767-6584
【URL】 http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/669.html

<RVパーク ホテル・フロラシオン那須(栃木県)>

東北自動車道・那須ICから15分。那須高原の広大な牧場の敷地内にある、ホテル駐車場の一部がRVパークとなりました。隣接しているホテル内の設備を優待料金にてご利用いただけるほか、広大な敷地内には遊歩道や特設BBQ会場も用意されています。周辺にはアウトレットショップをはじめ那須高原の人気ショップが揃っています。
【オープン】 2016年8月27日(土)
【利用料金】 1泊 2,000円/1台(トレーラー含む)
【所在地】 栃木県那須郡那須町高久丙1796
【電話】 0287-76-6333
【URL】 http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/671.html

<RVパーク 真道山森林公園キャンプ場(広島県)>

穏やかな気候に恵まれた瀬戸内海のRVパークです。陸路はもちろん、広島市からフェリーでもアクセス可能な江田島市能美町にある施設です。周辺には,海上自衛隊第1術科学校(旧海軍兵学校)があります。
【オープン】 2016年9月3日(土)
【利用料金】 1泊 2,040円/1台(トレーラー含む)
【所在地】 広島県江田島市能美町中町3420-1
【電話】 0823-45-5271
【URL】 http://www.kurumatabi.com/park/rvpark/672.html

RVパーク施設一覧: http://www.kurumatabi.com/rvpark/list.html

■「大阪キャンピングカーフェア2016」開催迫る

 2016年9月17日(土)から18日(日)にかけて、関西地区の秋のキャンピングカーショーとしては最大級の「関西キャンピングカーフェア2016」が開催されます。今人気を誇る話題のキャンピングカーが130台以上集うビッグショーであり、2016年度の秋の商品動向を見定める格好の催し物となっています。

 <「大阪キャンピングカーフェア 2016」の日程および詳細>

開催日時  : 2016年9月17日(土)・18日(日)10:00~17:00
会場    : インテックス大阪5号館
入場料   : 大人(高校生以上) 前売 800円/当日 1,000円
         小人(小・中学生) 前売 500円/当日  600円
         未就学児童    無料
         ※ペット同伴の方は1頭500円
         ※障がい者手帳のご提示でご本人様と付き添いの1名様無料
         ※くるま旅クラブのイベント入場チケット引換券提出で
         2名様まで無料(会期中1回限り)
主催    : 大阪キャンピングカーフェア2016実行委員会
後援    : 関西テレビ
協力    : Kansai Walker/オートキャンパー/キャンプカーマガジン/
         くるま旅クラブ
お問い合わせ: 大阪キャンピングカーフェア2016事務局(TEL 06-6208-2001)
URL     : http://jrva-event.com/osaka/


 【一般社団法人 日本RV協会】
 人と車と自然が一体となった豊かで潤いのある「くるま旅」を提唱し、キャンピングカーライフを日本に根付いた文化として育成・発展させるために、さまざまな活動を行っています。
 

 


 

 

一般社団法人日本RV協会

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