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コラム

写真は1枚の物語…旅の思い出は愛車もいっしょに!

カメラ愛好家ならずとも、旅先での思い出に家族やペットはもちろん観光地やご当地グルメ、レジャーシーンなどなど記念撮影する方は多いと思います。
そして、それをブログやSNSなどインターネット上にアップして仲間と情報を共有するなど、コミュニケーションのひとつとしても写真は欠かせません。

今回は、その写真を「愛車+α」に絞って撮影のコツや注意点について述べようと思います。

こちらは青森港にて。「今から北海道に渡るぞ!」という1枚。この日は出港時間より2時間ほど前に到着したため、まだ駐車場もガラガラで記念撮影するには好都合でした。愛車とフェリーとの角度といい、他のクルマが写り込んでいないことといい、駐車場のレーン内という条件下ですから文句なしです。
ふだんはギリギリなのですが、早く着いてよかった。早起きは三文の得!?

北海道・苫前にて、ベタですが風車をバックに撮影。遠近感で大小に見える風車と、それに連なるような位置を意識してクルマを停めました。

この場所は国道から逸れた未舗装の脇道に入った空き地だったのですが、現在は工事現場用のプレハブが建っており立ち入り禁止になっています。工事が終わったら、また空き地に戻るといいのですが…。もしかしたら、もう同じ構図の写真は撮る事ができないのかも知れないと思うと寂しくなります。

筆者はあらかじめ撮影スポットを調べておくという事はしないのでいつも行き当たりばったりなのですが、被写体(クルマ)と背景がどう重なるか、構図を意識するクセがついてしまいました。常に「ここに停めれば、背景がこうなって光線がこうなる」と予想するうちに、だんだん慣れてきます。

同じく北海道・層雲峡でのショット、9月半ばの14時半頃に撮影したものです。すでに斜陽で道路は日陰になっていたのですが、それがかえってコントラストを引きたて、層雲峡の〝別世界〟感が出ているのが気に入ってます。クルマが白いので日陰でも存在が沈み過ぎずに済んだのも幸いでした。


シャッターチャンスは思わぬ時にやってくるものです。特に自然現象とくれば予測不可能。代表的なのが虹ですね。「虹が出てる!」と喜んでも愛車と一緒にうまくフレームに納めることは難しく、ロケーションのいい場所に移動しようとするうちに虹が消えてしまったり…。

写真:右下は雨上がり、道の駅に停めて愛犬とお散歩した帰りに気づいたもの。歩きながら、虹と虹の間にクルマが入ったところをケータイで撮りました。街灯が邪魔といえば邪魔なのですが、仕方ありません。

笠雲も自然現象のひとつ。北海道・羅臼岳に笠雲がかかっていることに気づいたものの、ウトロ〜知床峠〜羅臼を結ぶ国道334号線上には駐停車できる場所が知床峠駐車場くらいしかありません。この時はウトロから知床峠に向かっている最中だったのですが、左側にちょうどいい停車場所がありました!

欲を言えばクルマの向きを逆にしたかったのですが、Uターンできるほどのスペースがないので、いったん知床峠駐車場まで登って降りて来なければなりません。いつ笠雲が消えてしまうか時間との闘い(大げさ)のなか、このあと知床連山が見渡せるところからも笠雲を撮りたかったので、愛車との記念撮影はこれで我慢。

同乗者もしくは同行者がいればベストポジションで待ち構えて撮ってもらう事もできるのですが、なにせ筆者は一人旅なものでそうもいきません。それに、タイミングや停車場所の条件などが整っていることも肝心です。「あそこに停められればバッチリなのに!」という場所にクルマが停まっていると、しばらく待ってみたりもしますが、正直「どいてくれないかなぁ」などと不貞腐れてしまいます。

それが、こちらの能取岬。巨大ニポポ像も売店などの建物も撤去され、灯台だけが佇む静かで雄大な風景が広がっていました。駐車場にはクルマが2台しか停まっていません。しかし、灯台をバックに撮れるベストポジションに、先客がいたのです。とりあえず灯台を見て廻って、帰ってくる頃にはいなくなってるかな? と期待したのですが、30分ほど経っても帰って来ず…。次の行程もあり、泣く泣く諦めました。

北海道・天塩から稚内へ続く道道106号線(稚内天塩線)は、国道231号〜国道232号から全長約68kmにおよぶ「オロロンライン」の最北端部であり、西に日本海、東にサロベツ原野が広がる絶景ルートです。
7月中旬、黄色いエゾカンゾウとオレンジ色のエゾスカシユリが満開を迎えていました。これは是非とも写真に収めたい! しかし駐停車できそうなところが少なく、あったとしても花の密度が多いところとは都合よくいきません。

ですが、道路は海岸より少し高い位置にあります。防波堤もなく、道路からゆるやかにくだりながら砂浜が広がっています。もしかして海側から見上げれば、ちょうど道路が隠れて愛車がお花畑にいるように見えるのではないか? 適当な駐車帯に停めて海岸へ歩いて行き振り返ると…狙いは的中!
反射板が写っているのは残念ですが、プリントアウト用には得意のフォトショップでチョチョイと消しました(笑)
これは今までの愛車写真の中でもベスト3に数えるお気に入りとなりました。

昨年は念願かなって、やっとキャンピングカーで利尻・礼文島に渡りました。となれば、もちろん利尻富士をバックに撮りたいですよね!
野塚展望台、仙法志御崎公園、沓形岬公園…と撮影してみたのですが、個人的にはオタトマリ沼での写真が利尻富士が近く大きく、その雄大さが伝わる1枚になったと思います。三角コーンがなければ、もっとよかったのですが…。そして、沼も写ったらよかったのですが…。(ちなみに「バス」と書いてありますが「大型車はここ」と案内された場所ですのでご安心を。)

次点は白い恋人の丘(沼浦展望台)。こちらも駐車場から利尻富士が一望できるので愛車との撮影にもってこいです。ただし道幅が狭いので大型キャンピングカーではすれ違いが困難なのが難点。

こちらは礼文島、桃の形をした巨岩「桃岩」をバックに。桃台猫台展望台の駐車場は混むと聞いていたので朝8時過ぎに到着、1台も停まっておらずベストポジションを確保できました。
ヤドカリのごとく桃岩を背負っているように見せたかったのですが、クルマと岩の距離、目線(カメラ)の位置を探っているうちに観光客がやってきてタイムアウト…。お天気が最高だっただけに、悔やまれます。駐車場が桃岩の東側に位置しているので、太陽光線もバッチリだったのに。

9時以降になると、観光バスも来はじめました。桃台猫台展望台は行き止まりで、ここに至るまでの道幅も狭いので譲り合いが大切です。
交通量がまばらな田舎道だと「ちょっとくらいなら」と路駐して撮影している方を散見しますが、そういう時に限ってクルマが来たりするものです。特にカーブでの路駐は厳禁。走行の邪魔にならないように心がけながら、撮影を楽しみたいものです。

 

松本 周己(しう@SOTO)

松本周己(しう@SOTO) 20年以上前から、主にレンタカー(軽自動車〜ハイエースロングなど)で車中泊旅を楽しんでいたが、ふと「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と思い立ち、独学でウェブデザイナーになり、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった生粋の自由人。夏は北海道、冬は九州で過ごしています。 一応、女性らしく(?)根は機械オンチなため、日進月歩の日々。 BLOG>http://soto.sblo.jp/

http://soto.sakura.ne.jp/

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