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コラム

日本のトレーラー事情は楽しさいっぱい

 キャンピングカーと言えば、大抵の人は自走式を思い浮かべるだろうし、イメージとしては架装されたキャブコンが強いのかもしれない。おそらく真っ先に“トラベルトレーラー”を思い描く人は少ないだろう。そんなマイナー? とも言えるトラベルトレーラーの世界では活発な活動や遊び、オフラインミーティングが行なわれていて、2018年も超長かったゴールデン・ウィークに全国からユーザーが集まった。第19回となるこのイベント、2018年第10+9回TML全国オフと銘打たれ、岐阜県のホワイトピアたかすスキー場で開催された。

 さてこのイベントは、見ての通り大量のトラベルトレーラーがスキー場駐車場に集結、ホワイトタウンと呼ばれるその景色は圧巻で200台ほど集まっているのだろうか。なぜ台数を限定できないかというと、参加する人が自分の日程で動いているためその日ごとにバラバラ、しかも主催者という存在がなく有志での運営なので、きちんとしてはいるのだが商売とは無縁の集まりなのでアバウトなところは徹底的にアバウトなのである。

 母体は古くはインターネットが解放され始めた時にできたトレーラー・メーリング・リスト( http://www.camper.ne.jp/tml/ )というネット上のユーザー集団で、その中でも活発な会話の中から全国大会をやろうとなり、誰かが「今年は私がやります!」のようなノリで場所が決まり募集がかかる、そんな感じで続いてきたイベントでもある。

 この他にもりんごオフやちょきちょきオフ、さくらんぼオフなど定番化したオフ会も多々あり、地域ごとの呼びかけもかなり活発。そういった場所で古くからの知り合いや出会いが行なわれ、より強い絆が構築されてきている。興味がある人は、ホームページやフェイスブックなどで検索してみてはいかがだろう。もちろん参加すると絶対面白い、なぜなら・・・それは参加してみて楽しんでください。

 

トレーラーの世界が久しぶりに動き出す

 

 なぜTMLの話から始めたかと言えば、実は自分は忙しくて参加できなく残念だったということもあるのだが、どうも今日本に次々とトレーラーが上陸してきている、少し人気が出てきたようだということがお伝えしたかったのだ。

 しかも普通免許でけん引できる750kg以下のモデルが増えているようで、主流のけん引免許サイズでなくても誰にでも楽しめる世界だということを実感して欲しかったから。それを理解してもらうには、まずは普通免許でけん引できるモデルがどのようなものかを、ざっくり説明してみようと考えたのだ。

 普通免許でけん引できるトラベルトレーラーは、2000ccクラスの車でほとんどの場合問題なくけん引することができる。そして必要なのはけん引するためのヒッチというパーツだが、これに関してはかなりの車種で既製品が手に入るはずなので苦労することは少ないはず。あとは灯火類をトレーラーと連動させるためのコネクターとその改造が必要だ。

 

 ヒッチは、車体に取り付ける堅牢なメンバーと呼ばれる部分とヒッチボールと呼ばれる部分で構成され、ボール部分は取り外すことができるものがほとんどで、日常での使用時は外しておいて見た目にスッキリさせておくことができる。

 

 灯火類、電源ラインを動かすためにはカプラー接続が使われ、7ピンと13ピンの規格が存在し、購入したトレーラーに合わせてセットすることになる。

 

 トレーラー側には、ドローバーというところにサイドブレーキ、ジャッキホイール、連結カプラー、安全ワイヤー、コネクターがある。これはヨーロッパタイプの場合だが、軽量な普通免許でけん引できるタイプは欧州製がほとんどなので、ほとんど違いはないはずだ。

 

 連結作業が面倒なのでは? と思う向きもあろうかと思うので、筆者自身の小さなトレーラーをファミリーカーへ接続しスタートするところまでの動画も上げてみる。トレーラー自体20年もので古いため、安全ワイヤーなど細かいところは現在と違うが、おおむね様子は現在でも同じだ。

 いかがだろうか、普通免許でけん引できるトレーラーはいとも簡単に旅に出かけられるのである。トレーラーは、出かけた先で車単体が自由に移動できることもあり、自走式とはまるで違う旅を実現することができる。

 運転に関しては、前進することに関してはほぼ乗用車を運転しているのと同じ。後進はちょっとテクニックがいるがこれは慣れの問題であり、出来るようになるとこれが面白くてしょうがないようになる。高速走行時にも、トレーラーのブレーキは自動で調節されながら効くようになっているので安心してブレーキがかけられ、一度運転してみるとそのあまりにもあっけない感じに驚くはずだ。おそらく、大型のキャンピングカーを運転するより通常は楽なのである。

 というわけで、モーターホームとトラベルトレーラーを両方所有してきた身としては、それぞれの利点や魅力はあるものの、トレーラーの持つめくるめく魅惑の世界へぜひ多くの人がハマってほしいと思うのであった。

TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。

http://www.tamamac.com

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