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コラム

ひとり旅、車中泊ご飯をリッチにしたい!

 自走式は手放してしまったが、それ以前から持っている極小トレーラーは健在。子供も成人し仕事が忙しいカミさんも今やキャンプに付き合ってはくれない。ただその相棒は、そんな私には1人寝起きにちょうどいいサイズであったりもする。

 ベッドはあるし電力も得られ、冷蔵庫があってコンロがあって水も使えてクローゼットもあるのだから…と思い返してみると、あまりに貧乏な学生時代の下宿生活よりはるかに立派で何でも出来ることに驚きすらある。

 トレーラーといっても全長はほぼ4m、車内は軽枠のバンよりちょっと広い程度の容積。シートなどの装備がなくキャンピング装備なので使い勝手は圧倒的に違うものの、大きな自走式とは違い基本車中泊の延長のような気分だ。

スキレット最高

 そんな私が1人キャンプで晩酌に必要不可欠として選んだキャンプグッズは、おフランス製トランギアというアルコール燃料を使うコンロと風防とコッフェルとケトルがまとめてパッケージされているストームクッカーというものだった。

 ナゼこうなったといえば、とにかく収納時のサイズがコンパクト、熱量がしっかりしていてどんな料理もできる、屋外で使うのに抜群の構成、しかもカッコいい…ココものすごく大事!

 ただ問題があった、それはメチャメチャ自分が呑助で延々、それはもう、というわけでツマミは欲しい。でもトランギア(どうやら彼の国では発音的にはトランジアらしい)にはフッ素加工がされ長時間火にかけっ放しは無理、というわけでサイズがちょうど合うスキレットを購入。

 これにより食生活は劇的に向上するものの、収納サイズが納得いかないことになってしまったのが残念。

コンパクトさが車中泊には重要

 次に考えたのが、以前もこのコラムで紹介した自作アルコールコンロ。これをできるだけ小型化し、折りたたみ式ウッドコンロを風防&ゴトクに見立て利用すること。運良く折りたたみ式の取っ手がついた鋳物のフライパンが見つかり、これで冬空の下トレーラー内で換気しながら惣菜を温め直したりやりたい放題。

 これなら屋外で誰かと呑んでいる時にも、テーブルの上で邪魔にならずに利用でき便利。というわけで数年はこのスタイルが続いていた。

旅の途中で劇的遭遇する

 そこへ救世主のように現れたのが、半年ほど前の夏のとある量販店である。目の前に大量にあった旅館の食事で出てくる“アレ”である。ムクムクと妄想は広がり、手当たり次第に欲しいものをカゴへ。それでも1000円ほど。

 キャンプグッズは、使いやすくて耐久性があって気に入ったものなら意外と高くても購入するタチだが、価格だけでなく鋳物=焚き火に放り込んでも大丈夫という魅力には勝てなかった。

問題点を洗い出す

 アルコール燃料にこだわったのはやはり震災をいくつか経験したからで、薬局やホームセンターでいつでも手に入る、震災後にも無くなっていることがほとんどないという理由がある。しかし使っていて問題も多かった。

 まず、液体のアルコール燃料だと昼間に炎が見えない。さらに酔っ払ってこぼしたりするとものすごく大変な事態を引き起こす。車内で使うのは徹底した換気が必要なこと、また自作などの場合、途中で炎を止める方法が見つからない、であった。

 ところがパッケージ化されたアルコール固形燃料だと、1個で大体15分程度の燃焼時間。もっと調理時間が短いとき途中消火に利用してみたのは、アルミ製のプリンの型。おそらく工夫をすれば火力調節も可能にできるだろうが、相手が鋳物のプレートや鍋の場合あまり意味を成さなそう。あと、簡易の風防は絶対必要に思われ、飲み干した缶ビールをハサミで切り広げて利用している。

今までにないご機嫌調理が可能

 こんな感じになっているのです。

 最終的には、五徳の上に座りの良さそうな7勺炊き土鍋でご飯を炊く始末。これまで神だっ! とまで感じていたキャンプ用炊飯専用鍋の出番が減ってしまった。正直いえば、専用の炊飯鍋は内側がフッ素加工なので、半分食べて残りは冷蔵庫、それを後で温め直して美味しくいただけるという利点は消滅してはいないのだけれど。

冬はやっぱり鍋だよね

 ひと通り道具を購入時したのは夏であったが、やはり鍋も買っておいた。最近のコンビニのおでん、正直美味しい。一人移動で時間がないときなど、これをアテに晩酌がススム。これの横に、自分と同い歳くらいのモノラルスピーカーのトランジスターラジオなど置いて聴いていると、1人の夜長も楽しくてしょうがないのである。

コンパクト性は超一流

 とまあご機嫌な車中泊調理、美味しい環境が出来上がったのだが、結論として絶対なのがその収納性の良さであることは絶対だ。今では後から購入した小型のプラスチックケースに、追加で購入したカトラリーなども含め余裕で収納。このケース自体がミニバンのセカンドシート下に入ってしまうサイズなので、トレーラーがなくけん引車のみでキャンプに出かけても、途中にホームセンターなどがあれば固形燃料の調達もできキャンプ生活に苦労しない。

 市販のキャンプ道具を利用してセットを作るのもいいが、コレは色々かさばるのも事実。自分の使い方に似合った使いやすいセットができたことで、けん引車だけでの車中泊が今後増えそうな気配になっているのは間違いないのである。

TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。

http://www.tamamac.com

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