キャンピングカーでもキャンプ場を楽しみたい。
長いことキャンピングカーばかり乗っていて、手離してみて初めて思うこと、1;あまりの快適さに溺れていた自分に気づく、2;奥さんが乗用車の助手席が狭いと盆暮れ正月の移動でのたまう、3;子供達が「どうしてトイレが無いっ!」とトイレ休憩を発言しなければならないタイミングをはずしまくり。車内は喧騒に包まれる。残念だ。
とは言え、遊びには誰も付き合ってくれない家庭内年齢構成になったため、自分1人なら小さなトレーラー1つで十分。そんな年月を重ねつつ、初心に戻るというか意外に不便が楽しい、否、キャンプサイトを楽しんじゃえという意識が近頃では盛り上がり中。
実はこの現象は仕事でもよく出会う身の周りの人々にも結構発生していて、特に顕著なのがキャンプ場オーナーさんのオフタイム。もちろん皆結構なキャンピングカーを持っているのだが、なぜかテントとか車中泊をしたがる。

あとは超コンパクトになるコット。これらを上手く組み合わせると、簡易テント兼就寝スペースが確保できるので、車中泊するのとはまるで違う開放感あるキャンプが堪能できるのだ。サイトでキャンプするときは絶対オススメ。
●こちらは5.1x5.4mの菱型のタープをうまくペグダウンして、やはり1本ポールでツェルトを作成。もうこのサイズだと犬小屋などではなく、きっちりテントとして機能してしまう。
そんな時の遊びで自己満足に浸りたいのが、ウッドガスストーブ。作るの楽し、実用性もあり、肴を温めつつちびちびも最高。もちろん無駄にお金をかけず現地調達でササっと作製、焚き火用の大型道具を用意いていなくてもかなり楽しめる。周りに人がいれば、ちょっと自慢にもなる。
●市販のウッドガスや普通のストーブを利用してもいいが、極めて難しい極小サイズの空き缶ウッドガスストーブに挑戦。作り方というか原理はネットなどでいくらでも引っ張り出せます。とりあえず空き缶、道具は見ての通りで、穴あけ切り取り作業完了。
●同径だったので、かなり燃焼室部を無理してねじ込んだ。ナイフなどで木っ端を作るか、フィールドで乾燥した薪代わりを拾ってくるか、燃やし始めると黄土色の煙が出始め、これが燃焼する。写真だと分かりづらいが、ガス燃焼しているのがわかる。流石に小さすぎて薪をくべるのに忙しく調理には向かないが、めちゃくちゃ楽しいです。
仕事柄キャンピングカーユーザーの動向などをいろいろ調査するが、夏のキャンプは意外に長期で出かける人も多い。その間にキャンプ場を利用するのも定番。その目的は、ゴミ処理、洗濯、広い所で寝たいなど様々だが、意外に道具がかさ張っちゃうんですよね。そんな時に活用出来るこういったテクニックを知っていると、荷物も減らせられるし、様々なシチュエーションに対処できるスキルとしてもかなり有効。どうやろうかなぁなんて考えるのもかなり楽しい。
やってみると、それほど難しいことでも無いので、キャンピングカーをもっと楽しむためにも、ちょっとキャンプサイトを利用するとかそれそのものを遊びの1つにしてしまうのもアリかと思う。今年の夏のバケーションにいかがですか?