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コラム

バンコンでも大丈夫!
スキーキャンプのススメ

 学生時代から、夏はキャンプで冬はスキーが当たり前だった。とくにスキーに関しては、1990年ごろのブーム期には、12月から3月末までは仲間のだれかと毎週末ゲレンデにいるのが当たり前だった。それも金曜日の夜に出発して、土曜日の早朝からナイターまで滑り、その日の深夜に帰ってくるパターンがほとんど。若かったからできたのだが、1カ月で約5000kmの走行距離。もっとも多かった年は、11月からGWまでに約3万kmも走った。

 

 宿に泊まることもあったが、正月と2月中ごろにそれぞれ3泊する程度。いつも当時の愛車であるハイラックスサーフに、3~4人乗車でちょっと仮眠をとるだけ。今では考えられない遊び方だったが、これも若さゆえ、疲れ知らずで滑りまくった。その後、スキーからスノーボードにブームに先駆けて移行したが、ゲレンデへの強行はほぼ同じだった。

 

 数年後、結婚して子供が生まれるとスノーアクティビティーは中断したが、長女が3歳になるころにはソリ遊びから復活。さらに小学1年生になるころには、スキーをやるためにゲレンデに戻ってきた。その際、スノーボードのアクションが忘れられずに、同じスキーでもとっても短いショートスキーを選んだ。これが後に最適なアイテムとなる。

 

 こうして多くのファミリースキーヤーと同じように、私も子供連れで出かけるようになった。ただし若いころと大きく違ったのが、ほぼ日帰りの強行日程ではなく、車中泊での2泊2日となった。いわゆる金曜日の前泊と土曜日に泊まるのだ。この当時の愛車は、元オートキャンパー編集部で所有していたボンゴフレンディ。完ぺきなキャンピング仕様でFFヒーターも装備。ルーフを上げてもテント内で寝ることはなく、3歳の息子も含めた家族4人でフロアベッドで就寝。FFヒーター最強! コレさえあれば氷点下のゲレンデ駐車場でも問題なし!

初代フレンディ

初代フレンディはセカンドシート前にキッチンがあり、内部にポータブル冷蔵庫を収納。天板はテーブルに利用

 しかし、このフレンディは排ガス規制で泣く泣く手放す。その後は前回のコラムでも書いたとおり、再びフレンディを購入し自作キャンピング仕様にした。その際、前車からFFヒーターを取り外していたが、軽油用のためガソリンの現車では別タンクが必要となるし、取り付けのスペース作りに悩んでいるうちに、スキーシーズンが到来!

 

 さすがに何の対策もナシでスキーキャンプは無謀と判断したが、さ~てどうしたらイイか!?ちょうどその当時、ビルダーであるC社から12Vの電気毛布がリリースされた。しかもこの製品は1.5Aと省電力なので、搭載している100Ahサブバッテリーであれば、2枚同時でも一晩ぐらい大丈夫。問題は“ホントにこれだけで寒くなく寝られるか”だった。

 

 1月上旬の3連休に、八ヶ岳のファミリースキー場に行った。深夜に到着し、ダイネットをベッドに展開して、電気毛布を2枚敷き就寝。うーんヌクヌク、快適、ポカポカで寝られるのはイイが、逆に暑くてシュラフに入っていられないほどに。ゴソゴソと抜け出して、シュラフを上掛け状態にすると翌朝までグッスリだった。

 

 こんな経験から「冬場にFFヒーターがなくても就寝できる」と、いまだに愛車には付いていません。ただし、12Vの電気毛布は必需品。その後、冬場にFFヒーターのない新車での車中泊取材でも、電気毛布さえあれば何とかなる! と、取材時の強い味方でもあった。

2013年の2月に東京大雪
2013年の2月に東京でも大雪が降ったとき、高速道路が通行止めになり八ヶ岳から自宅まで17時間かかった

 話をポップアップルーフ車でのスキーキャンプに戻す。ポップアップルーフはその構造から風に弱く、強風時の使用は控える、となっている。夜寝るときに風がなくても、山の天気は変わりやすいので注意。以前ルーフテント内に1人で寝ていて、風が強くなってきたのでたたんで下りたはいいが、場所がなく助手席を倒して寝たこともあった。それ以来、ルーフテント内はあくまでも荷物置き場で、フロアベッドを拡張できるようにして、4人で寝るようにしている。また、風がヤバイときを考えて、荷物は車外のヒッチキャリヤを使うこともある。

 

 さらにポップアップルーフの弱点が積雪だ。上げているときは屋根が傾斜しているので雪は積もらない。そのため安心していたが、ルーフの駆動レールに雪が溶けて凍りつき、閉じられなくなった。しかもそれに気付いたのは帰るとき。スクレーバーでガリガリと削り取り、やっとのことで閉じて走行可能になったこともあった。

ステップワゴンライジングデッキ
編集部で借りていたステップワゴンライジングデッキ。小海リエックススキー場にて

 フレンディは屋根が上がるので、ミニバンフォルムでありながら4人就寝でも何とかなる。でもスキーとなると、荷物も多くかなり大変。しかも屋根が上がる=ルーフキャリヤの装着はムリ! そのためスキーはすべて車内に積む。その際、ショートスキーだとかなり楽。子供用は短いし、嫁もショートスキーなので、シート下に4足のブーツとともに収まるのだ。

 

 現在、フレンディは14年目で走行距離は16万kmを突破。2ケタ台なんて到底ムリの燃費の悪さ、見た目はミニバンでもキャブオーバー形式なので夏場はシート下が熱くなる、街中でも見かけることが減りもはや化石のような気も…。う~ん、悩みどころだけど、このまま惰性で乗り続けるのだろうな~。

山口則夫

月刊オートキャンパーをメインに活動しているフリーの編集者。趣味はサッカー観戦でFC東京の熱烈サポーター。地元の小学校サッカーチームの代表。JFAサッカーD級コーチ、4級審判所有。愛車のボンゴフレンディキャンピングは、最近エンジンを載換したが、その費用55万円! 最近、国内取材長期記録が10日間に更新。そのときの走行距離は約2200km!

http://komae1fc.jimdo.com/

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