大盛況!! ジャパンキャンピングカーショー2016短観
【年々認知度は高くなっているよね】
●今年もニューカマーいっぱい、輸入車も復活の兆しが出始めバラエティ豊か。掘り下げていくと、新機軸が仕込まれていたり、人気を維持する軽キャンパーもより進化したりと、正直1日で見るのはいい加減つらくなっているかも。
さる平成28年2月11〜14日、千葉県の幕張メッセにおいて日本で最大のキャンピングカーショーが開かれた。このコラムの初回において、できるだけトレーラーネタでと言っておきながら、ちょうど当番時期に回ってきて取り上げないわけにもいかないだろうといわけで、ちょっと変わった趣向でコラムを作ってみようかと思う。
まず最初に感じたのが、CIVDというドイツのキャンピングカー工業会の長とCIAAというオーストラリアの同じような組織の長が、視察というか交流関係で日本RV協会主催のイベントに来場したことだ。勉強会のようなものも開かれたが、その内容はきっと別ページにて協会から公開されるだろうから割愛。http://www.jrva.com/jrvanews/detail.php?assoc_news_cd=23
まずは、日本RV協会会長 増田浩一さんから一言。
海外のキャンピングカーショーだと、出展者と来場者どちらも大抵屋外駐車場でキャンプしながら、ジックリ楽しむことが多い。以前日本のショーでも小規模ながらそういったイベントも組まれたことはあるが、まだそれが当たり前には日本ではなっていない、ちょっと残念。
その辺りはともかく、イベント部長 竹山嘉伸さんの一言。
初日、ザックリと状況把握のため駆け足で動き回ると…、面白いものが見つかるわけで、そんな中からいくつか。
■サブバッテリーシステムに革命が起きるか? ナッツRV 荒木賢治社長さん
■どうしても目立ちたかったらしい エアストリームジャパン 田中孝一社長さん
【ヤッパリ引っ張って走りたいのです】
などと言っていても、個人的にはトレーラーネタは触りたい…ので、フラフラと吸い寄せられるように360サイズ、ホビーオンツアーの側へ。スペック見てガァ〜ン! 普通免許でけん引できません。もちろん同等サイズで大丈夫なモデルも多数展示されている。
●エースキャラバンとか…スゴいコストパフォーマンス。
●アドリアアビバ370DDとか…車幅のせいかいい容積があるのだ。
何が言いたいかといえば、「トレーラー楽しみたいなら、いい加減けん引免許取得すれば?」はい、自分に言ってみました。そんなところに救世主登場! とりあえず展示車は要けん引免許ながら、シリーズには15フィートでスライドアウトしちゃう、しかも普通免許でけん引OK、マジかっ!?
●カナダからやってきたプロライトシリーズ。車重、トングウェイト共に驚愕。
話を聞いてるうち、やっぱり気持ちの上でもウエイトディストリビューションは入れた方がいいだろうなぁとか、日本に入ってきたらけん引車付きで貸してね! みたいなことを言ったりもする。正直、いくら説明されてもこれまでの自分の常識で理解できないので、引っ張ってみないとね。
さらにフラフラしていると、自分で乗っている? という表現がトレーラーに当てはまるかどうかは分からないが、久しぶりにちっちゃな同系列シリーズモデルが展示されていた。そりゃ後継車種なだけに気になることひとしお。
●シルバーエディションというちょっとリッチな設定が出たので、マニアうけ満点なスモールサイズのハイマーツーリング310を輸入してみたとのこと。
ベット広いなぁ、ダイネットとベッドが両方常設かぁ、トイレないけどいいなぁ、新しいLED照明カッコいいなぁ、まだ入ってきて3日目で何も調べてなくて消費電力すら把握してないらしいけど…。ムクムクと欲しい症候群は立ち上がるも、自分のトレーラーは20年近く運用していて3ウェイ冷蔵庫も含めまるで壊れなくていまだ快調このうえなし。
こんな気持ちになるのもショーならではだけど、現実で考えれば今の自分には逃げられない必要性がなかったりする。そもそも10年選手になるけん引車の方がいい加減取り替え時期だ、と指摘されてもそりゃそうだと納得してしまう始末である。