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コラム

ポップアップルーフ車が好きで自作

高校生のころ、3ナイ運動全盛期だった埼玉の県立高校在学中にもかかわらずバイクの免許を取り、ツーリング&キャンプに行った。その後、バイク熱は一時期冷めたが、友人に北海道ツーリングに誘われ、バイクがないので買いに行き、出会ったのがアメリカンバイクだったのもあって、長期休暇の度に全国キャンプツーリングへと。後にクルマはバリバリ硬派な4WD、バイクはオフ車へと変化。仕事も編集プロダクションから四輪駆動車専門誌の編集部、さらにバイク雑誌のライターから、いつしかキャンピングカー専門誌のライターになった。以来20年超、バイクキャンプを含めると30年以上のキャンプ歴。

 そんなワタクシの現在の愛車は、マツダのボンゴフレンディAFT(※)。現車は4年落ちの中古車を買ったのだが、すでに10年が経過。もっともコレの前もフレンディのAFTに乗っていた。こちらはオートキャンパー編集部で所有していたのを買い取った。3年落ちで、その後排気ガス規制で手放すまで10年間乗った。なのでフレンディ歴は20年にもなる。
※AFT=オートフリートップ、電動ポップアップルーフを意味する

 たまたま巡り会ったといえばそれまでだが、実はワタクシ、ポップアップルーフ車が大好きなのだ。

 そのきっかけとなったのが、新型キャンピングカーの取材で訪れたA社のモデル。それまでは、ポップアップルーフ車といえば、ワーゲンベースぐらいしか知らなかった。しかしその車両は、トラックをベースにシェル架装したポップアップルーフ車だった。

 ベース車は4WD好きにはお馴染みのデリカ。そのゴツいフォルムに、スリムなルーフのシェルを積む。いいパンチをもらったような衝撃。さらにルーフを開くと驚くほどの車内空間。今度はカウンターパンチをくらった。クルマの見た目はスマートでも、ルーフを開けると居住空間が拡大する。その効率のよさに一発でやられたのだ。

 それ以来、買うならポップアップルーフ車と決めていたときに、オートキャンパー編集部のフレンディを売り出すと聞き飛び付いた。この当時、フレンディのAFTには純正でキャンピング登録車があったが、編集部で所有していた車両は、オリジナルで車内架装して登録していた。見た目はミニバンでも立派なキャンピングカー。キャンプ場でルーフを上げるだけで注目され、さらに車内を見て感心する人がいた。

 そんな初代フレンディが乗れなくなるとなったとき、次なるクルマはどうするか、大いに迷った。その理由は、好きなポップアップルーフ車を買えば済む話だが、この仕事をしている立場上、いちビルダーのクルマに乗るのはいかがなものか?

 さんざん悩んだ末に出した答えが“もう1度フレンディ”だったのだ。ただし、もう新車では手に入らないので中古車で探す。さらに、ノーマルでも車中泊は可能だが、それでは満足できない。やはり、ちゃんと使えるキャンピングカーでないと。車内架装を決意し、それも“どうせやるなら自作でしょう!”となったのだ。

 ベース車は以外とサクッと見つかり4月上旬に購入。この時点では、架装に関してはほぼノープラン。強いていえば、次の車検である9月までに完成させたいだけだった。といって何もやらないワケにはいかないので、漠然とレイアウトを考える。その結果、サイドキッチンでセカンドシートは使いやすいバタフライ仕様、リヤスペースは…、エーイもう面倒だ! 得意の行き当たりばったりで作り始めた。

 まずはシートを注文。届いてから構造を知り、取り付けと同時に床張りが必要となる。とりあえずの目標は5月の連休だ。純正シートを外して、ビビリながら車体に穴を開け、シートレールを取り付け、床板とクッションフロアを張る。水平出しをしつつシートを装着。完全自己流でも何とかなるのだ。嫁にシートカバーを縫ってもらい、とりあえず目標までに完成!

 完全なフラットではないが、サードシートと連結したベッドになる。何とか寝られるのでプチ満足! でもこれがいけなかった。しばし架装作業を放棄し、気付けば梅雨が明ける時期、ということで残り約2カ月。頭の中で車内レイアウトを再構築して、陸運局に行き相談し、その後は必要な装備や素材を買い漁る。そして、もっとも暑い時期に、大汗をかきつつ、ヤブ蚊と戦いながら、やっと完成したのは9月末。数日足りずに車検切れとなったので、仮ナンバーを借りていざ登録に。

 車検場では若干の手直しが求められたが、その場で対処できる程度。製作時に図面はなかったけれど、登録に必要な細かい数値が入った書類まで、すべて用意して挑んだ結果、晴れてキャンピング登録車、8ナンバーをゲットしたときは、どれほどうれしかったか。

 この達成感は、これまでの人生では経験していなかったほど。我ながらよくやっと思った。しかーし実はその反面、もう2度とやりたくありません。作っているときは無我夢中でしたが、終わってみると大変さだけが印象に残って…。次はポップアップルーフ仕様の新車!コレしかありません。

山口則夫

月刊オートキャンパーをメインに活動しているフリーの編集者。趣味はサッカーでFC東京の熱烈サポーター。地元の小学校サッカーチームの代表。JFAサッカーD級コーチ、4級審判所有。愛車のボンゴフレンディ自作キャンピング仕様は、現在17年が経過し走行距離は20万km超! バイクも数台所有しており、日常乗っているのは超マニアックなPS250

http://komae1fc.jimdo.com/

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