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コラム

2020年 個性派アウトドアスパイス 私的ベスト3!

2020年のキャンプシーンで注目の的といえば……

新型コロナウイルスの影響で、生活様式が急変した2020年。もちろんアウトドア界も様々な影響を受け、激動の一年だったと感じています。

そんななか、再び訪れた“キャンプブーム”。

アウトドアメーカーからは、“ショップの休業期間があったにも関わらず、前年よりも売り上げがよかった”なんて話も聞きますし、キャンプ場では、“例年と違って晩秋~冬シーズンでも多くのキャンパーが訪れている”という話を耳にします。

私も11月中旬に神奈川の某キャンプ場に出かけたのですが、なんとほぼ満サイト。2年前の10月中旬に同キャンプ場を訪れたときは、全サイトの半分も埋まっていなかったので、これには少し驚きました。

さて、そんな2020年のキャンプシーンで注目を集めたものといえば、「ソロキャンプ」に「焚き火」「おうちキャンプ」等々ありますが、今回はそのなかかから「アウトドアスパイス」をピックアップ。個人的にハマった&注目した「超個性派アウトドアスパイス」ベスト3を紹介したいと思います!

 

2020年はアウトドアスパイス元年⁉

2020年は「アウトドアスパイス元年」といっても過言ではないほど、数々のアウトドアスパイスが発売され、注目が集まった年でした。

“アウトドアスパイス御三家”と呼ばれる「ほりにし」「マキシマム」「黒瀬のスパイス」をはじめ、キャンプ場発、地元企業発、農家発など、全国各地からキャンプ料理向けの様々なスパイスが登場。

20種ほど味見しましたが、どのスパイスも配合にこだわり、一言で「アウトドアスパイス」と言っても差別化を図るべく、それぞれ味に特色を出していました。

そんななかでもさらに、突出した特徴を持つのが、今回紹介する“個性派”アウトドアスパイスです。私的ベスト3を発表!

 

第3位 ヒトスパ

まずはアウトドア用品の通販サイト・ナチュラムが今年9月にリリースした「ヒトスパ」。なんと「コオロギ」を配合したバーベキュースパイスです。

近年、「昆虫食」が注目されているのをご存じですか? その昆虫食のなかでもコオロギは、高タンパクでカルシウム&鉄分豊富。栄養価が高く、近い将来の食糧危機問題の救世主的存在なのだとか。某誌が発表した2021年ヒット予測でも「コオロギフード」が5位にランクイン!

そんなコオロギの粉末を使った「ヒトスパ」は、ナチュラムの担当者が昆虫食のイベントに行ったとき、「昆虫食は得意じゃないけれど栄養価が高く、味もいい。これは今後の食文化に根付くのでは……? 粉末にしたら抵抗なく食べられるかも……?」というひらめきから、昆虫食のパイオニア・バグズファームとコラボでリリースしたもの。

昆虫、そしてコオロギと聞いてしまうと、ちょっぴり躊躇してしまう面もあるかもしれませんが、イナゴの佃煮なんかもありますもんね。

皿に出してみると、ちょっと大きめの緑や茶色いかけらが。「これ、コオロギじゃない⁉」と盛り上がるのはお約束(コオロギは粉末パウダーです)。

味は香ばしい風味のバーベキュースパイス、といった感じ。昆虫をイメージさせる独特の味(?)なんてものは一切なく、至って普通にうまいスパイスです。

昆虫食において、この“普通にうまい”というのは重要。世界的に注目を浴びている食材で、ちょっぴり“意識高い系”を味わえるのがお気に入りのポイントです(笑)。

 

第2位 MOG塩

こちらは青森発のニンニクスパイス。地元の農水産物の食品加工会社・ミリオンが作ったもので、青森のブランドニンニク「福地ホワイト」6片を使用したパウダーと津軽海峡の塩のみというシンプルな配合。一般的なアウトドアスパイスとは一線を画すお味。ちなみにニンニクパウダー×コショウの「MOG胡椒」もラインアップしています。

「辛みがなく、低臭加工しているので翌日に臭いが残らない」というのがこのスパイスのウリ。

スパイスを手に取り、匂いを嗅いでみても、なんとなくニンニクの香りがするようなしないような? ほぼしないと言ってもいいでしょう。ところが口に入れてみると、ガツっとニンニクの味が広がって、これは不思議! 

何種類かの肉や魚と合わせて食べてみましたが、一番好みだったのはマグロの刺し身。個人的には塩気を少し強めに感じたので、醤油の代わりに使うのがいいのかなと。ニンニク大好きなので、気にせず食べられるのはうれしい! ニンニク好きに試してほしい一品です。

 

第1位 「ヨーデルサワークリームスパイス」

一番のお気に入りはこれ!

名前のとおりのサワークリーム味で、緑パッケージの某ポテトチップスの味を濃くした感じ。この酸っぱさがたまりません!

中毒性の高さでおなじみの「〇ッピーターン」の“魔法の粉”的存在。

こちらは福岡の西部頭髪というメーカーが開発したアウトドアスパイス。

同社では2020年2月にアウトドア向けのヘアケア用品として、保湿用バームとドライウォッシュをリリースしており、このスパイスは販促用のオマケとして作ったものなのだとか。

しかしこれが思いのほか評判がよく、商品化を望む声が多々。

キャンプ好きの社長は「頭髪メーカーが調味料を作るのはブレすぎではないか? しかしコロナ禍のご時世、今後なにがどうなるかわからない……」と7月に思いきって商品化したそうです。

いまでは様々なアウトドアセレクトショップで取り扱われる人気商品になった模様。

ちなみにパッケージの犬3匹は社長の愛犬・エアデールテリアがモチーフになっており、よく見ると、かわいい目、笑っている目、少し怒っている目になっているというエピソードも面白いですね。

このスパイスは、メーカー曰く、“どちらかというと、魚や野菜に向いている”とのことでしたが、肉ならローストビーフとの相性がよかったですね。

あと、個人的に気に入っているのが、素揚げで薄い塩味のポテトスティック菓子に、このスパイスをドバドバっと振りかけて食べること。“素揚げ”や“薄味”の意味は? と一瞬頭をよぎりますが、そんな思いもキレイに消し去ってしまうほど。手が止まらなくなる禁断の食べ物です。

まだ試していませんが、マヨネーズと合わせるとタルタルソース風になるとのことなので、こちらもいずれ試してみたいです。

 

以上、この3点が、現在の私のお気に入り個性派スパイスです。

ちなみに余談ですが、アウトドアスパイスの使い方のコツは、粉末や粒状であっても使用前に容器を振って、中身を混ぜておくのがポイント。そのほうが味が均等になりますよ!

 

さて2021年はどんな個性派アウトドアスパイスが登場するのか、期待して待ちたいと思います!

横山穂波

車中泊雑誌『カーネル』編集者。ミニバンドレスアップ雑誌編集、オートキャンプ雑誌編集、キャンプのウェブメディア編集などなどを経て、現在は旅する出版社・カーネル株式会社所属。 http://carneru.co.jp/

https://sotobira.com/

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