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コラム

YouTubeがキャンピングカー人気を牽引?
メジャーな存在となったコミュニケーションツール

「YouTube」といえば、検索するだけで全世界のあらゆる動画コンテンツが閲覧できるWebサービスとして認知されており、ここを自分の仕事場とする「YouTuber:ユーチューバー」なる言葉もすっかり当たり前になりました。

最近では、テレビに出演していた芸能人も自身のチャンネルを作成し、より踏み込んだ表現方法やマネタイズを実現させているようです。なかでも芸人のキャンプ動画は余計な演出もなく、淡々とその様子が流れることで人気に火がつくケースも記憶に新しいところですね。「テレビ的」な過剰な演出を極力廃し、伝えたいものをフォーカスできるのがYouTubeの自由さ、とも言えます。

まったく違うジャンル、例えば釣り専門チャンネルなどの著名なチャンネルにキャンピングカーが登場する機会も増え、馴染みの無かった視聴者層に、その使い勝手や魅力を訴えかけるケースも増えたのではないでしょうか。

今回はコンテンツ視聴サイトであり、SNS、そしてオフ会のきっかけとなるコミュニティツールのような役割も有しているYouTubeについて考察してみたいと思います。またその注意すべきポイントについても述べてみます。

 

JRVAのYouTubeチャンネルトップページ

スマートフォンと高速通信規格の普及がYouTubeを気軽に

スマートフォンの普及と通信規格の高速化によって、テキストや写真を中心としたニュース記事などから、データ量の多い動画コンテンツを気軽に視聴できるようになりました。2020年はこれまでの4Gから次世代通信規格「5G」の提供が本格的にスタートした年でもあり、よりリッチなコンテンツ体験が提供されていくことでしょう。

そんな私たちの生活になじみのあるサービスといえば「YouTube」が筆頭の一つとして挙げられます。自分でもアカウントを作れば、無料で動画をアップロードでき、全世界に向けて配信できるとあって、完全に趣味で使っている人から商業目的で使用する人が存在し、多種多様な情報を享受できます。

テレビのように一方的にコンテンツを観せられる状況ではなく、自分から情報を取りにいける、また好きなタイミングで視聴できるのがYouTubeを使うメリットといえます。しかし類似する動画の候補が次々と表示されるので、つい観続けてしまい余計な時間を消費する可能性もあります。

ここ数年では、「YouTube Live」といった生配信機能や、それに付随する投げ銭システム(スーパーチャット)、有料会員向けにサービスを提供できる「チャンネルメンバーシップ」といったファンコミュニティの場としての機能も追加されました。

基本的に無料で様々なチャンネルを視聴できることで、好ましくない候補が上がってくる、また動画のコメント欄が心無いユーザーからの野次で荒れてしまうなど、SNSのネガティブな面もあります。

 

チャンネル主と視聴者の交流が生む広がり

次に視聴する側のお話ですが、まずトップページから「キャンピングカー」と検索してみると、じつに多くの検索結果が表示されます。ただキャンピングカーと入力しても、具体的に観たい動画にはなかなかたどり着けないでしょう。

「キャンピングカー 〇〇 レビュー」など、複数キーワードを入力すれば、より確度の高い動画がヒットすると思います。さらに、そのチャンネル自体のプロフィールを確認すれば、どんなテーマを好んで動画を公開していっているのかがわかります。このキーワード検索をひと工夫することで、お気に入りのチャンネルを見つけることができるはずです。

ここで気をつけたいのが、そのチャンネルがどのように運用されているかです。耳目を集めたいがために過激な内容を投稿している、動画の作りは丁寧だけど話の中身が薄い、など玉石混交であるのがYouTubeの特徴ともいえます。撮影から編集・アップロード・告知までを完全に1人で行っているチャンネル主もいれば、チームで効率的な動画制作を行うチャンネル主もいます。自分が好感を持てるチャンネルにたどり着けることを祈ります。

また、動画のコメント欄を開放しているチャンネルには、感想などを送ることができ、芸能人でなければ返信がくるかもしれません。こうしたところから交流が生まれ、キャンピングカーでオフ会! といったところに繋がる可能性もあります。

一つ注意しなければいけないのが「距離感」。いきなりなれなれしい口調で書き込みをしては、チャンネル主も警戒しますし、自分の素性が伝わらなければ(自分のチャンネルを観てもらうのが一番わかりやすいかも)、ただの失礼な不審者です。大人のマナーをもってスマートに応援の意を伝えましょう。

インターネットの怖いところは、日本語の扱い方が個人によって千差万別(大人でも)で、自分は丁寧に接しているつもりでも、コメントが雑だと「そういう」人間として見られてしまうところです。今一度、自分が日頃行っている言葉の使い方を振り返ってみる良い機会になるのではないでしょうか。

キャンプ場でリアルに会って会話している上では、何の問題もないのに、ネット上で顔も見えない上に声色もわからないテキストでは情報量が違いますよね。より慎重さが求められます。

 

自分の「好き」を見つけられる場に

こうして、自分にあったチャンネルと出会うことでお気に入りのチャンネルの更新が楽しみとなり、いつしか交流が増えて、その繋いでくれたキッカケがキャンピングカーであれば、リアルに会うときも違和感なく交流できるはず。

もし自分がチャンネルを立ち上げ、得意とすることを誰かに提供し喜ばれることもありますし、知らなかったことを動画で観て知識欲を刺激されることもあるでしょう。

もちろん、無理に交流をはからなくとも静かなファンでい続けるのも自由です。自分のスタンスで利用できることがSNSやコミュニティツールの特徴でもあります。特に再生される毎に表示された広告によって収益が発生することて応援していることにも繋がります。

配信する側も視聴者に向けて表現などを吟味する必要がありますし、観る側も心ないコメントをしてしまわないように気をつけることも大事です。顔の見えないテキストコミュニケーションは時に相手を傷つけてしまう可能性があることを常に意識して、わきまえた行動で望むべきです。

人間は、どうでもいい相手からの言葉に翻弄されてしまう動物でもあり、いざ自分がそうなったときの想像ができない動物でもあります。なにかアクションを起こすときは、ひとつ深呼吸をして、自分が投げかけようとしている言葉が適切かどうか、ワンクッションおいてから行動に移しましょう。

赤坂太一

乗り物から旅行系の媒体で活動している福岡在住のフリーライター。各地のキャンピングカーイベントにも出没する。最近はフィンランドなど北欧に行きたい病を発症している

http://taichi-akasaka.com/

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