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コラム

梅雨の晴れ間に
愛車を磨き上げよう!

 キャンピングカーは普段と変わらない生活環境をそのまま持ち出せるだけに、新型コロナウィルスの影響はあまりないと思われていたのだが、不要不急の外出を控えるだけでなく、県をまたぐ移動をしないようにとなり、おいそれとは出かけられない状況となった。さらに4月下旬から5月にかけては、感染予防の観点からSTAY HOMEが求められた。キャンピングカーがあっても出かけられない! そこで注目されたのがクルマのDIYだった。この機会に普段できないことをやろうと、クルマだけに限らず一般家庭でもDIYが大流行。ホームセンターが密になり、問題になるほどに…。

 

 ぜんぜん関係ないけれど、ワタクシは若いころにトヨタのコロナに乗っておりまして。正確にはコロナバンでバニング仕様にしてブイブイ走っていましたが、このクルマは新型コロナが発売されるのを知っていて、たたき売りしていた旧型を安く買ったのでした。そんな経緯から、新型コロナと聞くだけで「どうせ俺のは旧型だったよ」と、何となく思うことがありまして…。

 

 話を戻します。では、STAY HOME中にDIYだけでなく、愛車を徹底的に磨き上げようというのが今回の趣旨。近年は減ってきているものの、ボディに雨だれが目立つキャンピングカーを目にすることもありまして…。洗車好きのワタクシとしましては、せっかくのクルマが可哀そうと思えることも。しかーし、キャンピングカーは汚れが目立ちやすい白色のボディが多く、しかも大きな車体をキレイにするのは大変な作業。でも汚れを付けない、汚れにくくすることで、簡単な洗車だけでキレイな状態にできるのです。

 

 

洗車の極意を学ぶ

 洗車の神様と呼ばれる人と出会ったのは、四半世紀前のこと。有名自動車ワックスメーカーと大手石油会社で洗車に関するノウハウを教える顧問を務めている人で、キャンピングカーの洗車技術の教えを伺いに行った。そこで学んだ洗車の極意は、まさに目からウロコが落ちるほどだったのだ。こう見えてもワタクシは洗車が大好きで、洗って磨いて水が弾ける様子によろこびを覚える性格。まぁ、若いころは埼玉の田舎に住んでいまして、夜中でも煌々と明るい洗車場が溜まり場の1つだったのもありますが!

 洗車の神様に学ぶため、お世辞にもキレイとはいい難いキャンピングカーを乗りつけ、洗車の基本と極意を知る。それから現在に至るまで、その手法は間違いとは思えないし、理にかなった点が数多くある。それらを解説していこう。

 

 

基本はアワアワのシャンプー

 クルマ用の洗浄剤を使う。昔はマ○レモンでも十分と言われていたが、専用品は車体の汚れを落とすために開発された製品だけに、家庭用洗剤とは大きく違う。はっ水やワックス成分を含んだシャンプーも多くあるが、持続的な効果はあまり期待できない。

バケツに規定量を入れてから勢いよく水をそそぐ。これがポイントでクリーミーな泡が汚れを浮かせる たっぷりの泡を含ませるために洗車用の大型スポンジを使う より多くの泡でボディを洗う。これだけで表面の汚れは落とせるのだ スポンジだけでなくブラシも併用。ホイールなどの細かい部分は使い古しの歯ブラシを利用

 

肝心なのが細部の仕上げ

 キャンピングカーのボディに使われているコーキングは、汚れが溜まりやすく黒ずみの原因となる。しかも窓枠やボディの接合部など、その多くが白色なので汚れると目立つ。せっかく洗い上げても、そこが汚れていると全体的に美しく見えない。シャンプーでのボディ洗浄とワンセットでコーキングの汚れもキレイにしたい。

ガンコな汚れを落とすには水アカ落とし剤が有効。界面活性剤が主成分のタイプは、手軽で表面の汚れが簡単に落とせる。蓄積された黒ずんだ汚れは、コンパウンド配合のクリーム状の製品が便利だ コーキング部分はカビが付着している場合もある。カビ専用の除去剤が便利だが、コーキングの劣化にもつながるので使いすぎには注意。もちろん再施工もアリ。詳しくは2017年06月に掲載した私のコラム(https://www.jrva.com/column/detail.php?column_cd=55)を参照 割り箸の先端をカッターで十字に切れ込みを入れて、クリーム状の水アカ落とし剤を使って汚れを落とす。コーキングが剥がれないように力加減には注意! エンブレム周辺も汚れが溜まる。爪楊枝を使って仕上げる

 

磨いて輝きを取り戻そう!

 まずはキャンピングカーのボディ素材と表面の仕上げについて。その多くはFRPで表面がゲルコート仕上げ。ツルツルで艶があるのだが、経年により劣化してくるとザラついて、汚れが付着しやすくなる場合もある。また白色以外に着色されていると、艶がなくなりくすみが出ることも。それを復活させる最善策が、磨き=ポリッシュだ。ただしFRPでも表面がコーティングされていると劣化しにくいし、磨くとせっかくのコーティングが剥がれてしまう。さらに注意したいのが、アルミ素材で表面が塗装仕上げの場合は、磨くと剥げる可能性もあるので、やらないのが賢明だ。

愛車のフレンディの屋根はABS樹脂製。洗車はよくやるが屋根は見えないのでほとんど洗わない それだけに汚れが蓄積しており、そばかすやシミのようになっていた 電動ドリルの先端をポリッシャーに付け替えて作業。同時にコンパウンドを使うのだが、半練りのほうが使いやすい ピカピカで鏡のように映り込みも再現。全面の作業で約2時間かかった

 

仕上げはワックスがけ

 ワックスは表面をキレイに見せるだけでなく、水を弾き紫外線をカットする効果もあり、ボディ全体を保護してくれる。また表面がツルツルになることで、ホコリの付着を減らし汚れを防止する。キャンピングカーの場合、1回で車体全部をワックスがけするのは大変なので、部分的に区切って数回に分けてやるのもアリ。

ワックスの種類は多数あるが、私が好んで使っているのはカルナバロウの固形タイプ。主にシュアラスターシリーズを使用 ワックスがけの基本は、水の流れる方向に応じて作業する。 通常は走行風によって水滴が飛ぶので、スポンジは横方向に動かすのだが、キャンピングカーは停車時間のほうが長いので、縦に雨水が流れるのを意識してかける 細かい部分も念入りに! その後の拭きとり作業もシッカリと! 磨き込んだボディに、完ぺきなワックスがけで抜群の水弾きを実現。この細かい水滴に幸せを感じるのは私だけ!?

 

 ワックスがけやコーティングしたボディは、洗車が楽になる。また、雨だれの原因は屋根の汚れにもあるので、屋根だけシッカリと洗ってワックスがけをするのも有効。といってもそれが一番面倒なのだが…。雨だれを減らすために、雨水の流れを1カ所にするのもアリ。駐車時に若干車体を傾けるとか、レインモールを貼って流れをまとめる。それだけでも車体をキレイに保てるもの。ぜひ実践してみては?

山口則夫

月刊オートキャンパーをメインに活動しているフリーの編集者。趣味はサッカーでFC東京の熱烈サポーター。地元の小学校サッカーチームの代表。JFAサッカーD級コーチ、4級審判所有。新型コロナによって少年サッカーはもちろん、世界中のサッカーが休止するとは思ってもいなかった! 愛車のボンゴフレンディ自作キャンピング仕様は、現在18年が経過し走行距離は21万km超! バイクは超マニアックなPS250を所有

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