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コラム

やってはいけない!
鉄モノとガスバーナーとの関係

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 前回のコラムでは、今年はオリンピックイヤーでその影響があってキャンプに逃避行しています、なんて書いていたけれど、こんな新型コロナウイルスによる非常事態宣言なんかでるとは誰も思っていませんでしたよね。ボクが主宰するアウトドアデイジャパンも4カ所とも中止です。暇になったからといって、旅に出るとか、キャンプするとか、できるわけもなく、猫の額的箱庭ウッドデッキが大活躍(つくっておいて良かった〜)。BBQしたり、お茶したり、コット置いて本読んだり、ヨガマットひいて筋トレ&ストレッチしたり、のんびりかまえています。みなさんも、このとてつもなく気持ちのいい季節に愛車と旅に出られなくて、それはそれは残念なことだと思います。

 ステイホームで、ここのところよく耳にするのが「ベランダキャンプ」とか「お庭キャンプ」という言葉ではないでしょうか。先にボクが書いたことを、みなさんしているわけで、やはり外の空気の中に身を置き、おひさまに浴びることが大好き、と再確認したいい機会(よかないけれど)だったのかもしれません。非常事態宣言解除後は、距離を保つなどデリケートに動くなど積極的に感染予防に努めながら、また旅やキャンプを楽しみたいですね。

道具の使い方で気になることが、、、

 で、「ベランダキャンプ」「お庭キャンプ」が流行っているなかで、少し気になることがあるので、今回は「鉄モノとガスバーナー」についてお話しをさせていただきます。

*撮影時大雨だったので室内で撮影していますが、すべて外で使う前提です。

 大半のキャンピングカーユーザーの方は車内調理用のガスグリルは家庭用のガスカセットグリルを使われているかと思います。そんなの知っているよと、ここで書く内容ではないかもしれませんが念のためひと言。

「ガスボンベは加熱されると危ない!」 そんなの知っていますよね。だから、こんなことや↓

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はたまた↓

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こんなことはキャンパーやキャンピングカーユーザーの方はされないと思います。家庭用ガスグリルのガスボンベ設置スペースは輻射熱(熱くなったモノから低いモノへ熱が放射され加熱されること)を受けやすいので、鉄板をかぶせたり、不安定になるようなことはもちろんNGです。決してしないと思います。

アウトドア用ガス式バーナーではどうする?

それではこれは↓

アウトドアメーカーのガス式ツーバーナーの上に遮熱板の範囲内に収まった自社の鉄板/グリドルをのせることは? BBQグリルで使っていた鉄板を、人数が多いときなどに便利だからといって、ガス式ツーバーナーで調理しようと考えたことありませんか? 実はこういった利用はメーカーによって違いが出ます。上記写真のコールマンの場合はNGです。ジャストサイズに収まっていてもです。きちんと商品のHPに記載されています。https://ec.coleman.co.jp/item/IS00060N04077.html コールマンの場合はガソリン式ツーバーナーでは鉄板/グリドル利用は可能ですが(もちろん純正推奨です)、ガス式の場合はNGです。一方、新富士バーナーの場合は↓

自社製のガス式ツーバーナーにあった自社製グリドル(これはアルミ製)なら大丈夫とすすめています。

http://www.shinfuji.co.jp/soto/products/st-560/?fbclid=IwAR1_Rk0heskwXJy9d7gRcR35puSQzFPHK8wG8aumqAIthvUeUpqhAFUJNOk

 各メーカーごとに、鉄板/グリドルでもきちんとした安全基準をもうけているので違いが出てくるということです。鉄板/グリドルを選ぶ際には、まず持っているメーカーのガス式バーナーに利用できるかどうかを確認して購入することが大事なことです。その基準が書かれていないものはBBQグリル(炭や薪)専用と考え使用しないでください。

ではシングルガスバーナーでは?

続いてこれはどうでしょう↓

ガス式シングルバーナーの一体型と分離型。これまたやってしまいがちな(ボクだけか)小さなスキレットや、最近はやりのひとり用鉄板をのせること。これもNGです。どちらもむき出しのボンベに輻射熱が直接かかるので危険です。一体型は安定して重いものがのせられなかったりすることもあります。分離型の方は、ガスのケーブルが熱せられて危険ですし、その熱で設置しているテーブルが悪くなることもあります。要注意です。

 そんなリサーチ含めメーカーさんと話していて、ひとつ思いもしなかったのが、「燃焼し続けるとガスボンベがドロップダウンして火力が落ちるので、そんな時はボンベを温めるといい」と思っている人が多いということです。ボンベに熱湯をかけて温めてしまうみたいな……。それは本当に危ないのでやめて下さい。そんな時は冷えていないボンベと交換するのがお勧めです。中途半端な残量のガスボンベが増えて困るよ、っておっしゃるかもしれませんが、ケガとどちらをとりますか! お願いです。

小さな鉄モノはどうする?

 ガスボンベはとにかく加熱されると危ないということをあらためて認識しておいていただければと思います。こういった小さなスキレットやミニダッチを楽しむならどうすればいいか。そこでオススメなのが、最近はやりのひとり用焚き火台がオススメです。写真は笑`sのB6君です。http://shop.sho-s.jp/?pid=101185721

卓上なら、ユニフレームのユニセラなどもオススメです。https://www.uniflame.co.jp/product/615010

 

今回は危ないダメダメという話しばかりで恐縮です。けれど安全に楽しくキャンピングカーライフ、キャンピングライフを共に送るために、常に心がけていきましょう。

 

 

 

沖田雅生

1965年埼玉県生まれ。地図編集、旅行雑誌編集を経て、アウトドア雑誌「月刊ガルヴィ」編集長として11年勤め上げ、現在アウトドアイベント「アウトドアデイジャパン」実行委員長。へたれながらも子どもの頃からアウトドア、キャンプ大好きでうろちょろしております。著書に『オートキャンプ教書』地球丸。

http://outdoorday.jp

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