1. トップ
  2. コラム一覧
  3. 伴 隆之2020年03月27日付けコラム
コラム

車中泊で助かるコミュ力

ここ数年、キャンピングカーの保有台数は増加していますが、そのオーナーたちが「気軽に車中泊できる場所」が増えているかというと「」。もう、手っ取り早い方法として全部の道の駅に「有料車中泊スペース」ができればいいのにと思う今日この頃。

海外は標識や看板がありわかりやすい

キャンピングカーならではの贅沢さといえば、好きな場所に停めて景色を楽しむということだと思っているのに、日本では北海道を除くと停められる場所というのが本当に少ないと感じています。キャンピングカー文化が認知されている欧米やオセアニアなどでは、無料駐車場のなかでも見晴らしの良い駐車場や車中泊できそうな駐車場には「車中泊OK」や「焚き火禁止」、「トイレは自分のクルマにあるものを使う」などの看板があるから分かりやすいですが、日本だと看板が無いところがほとんどで、そのジャッジがつけにくいのが毎回の悩み所です。

 

それでも、「ここなら寝起きに見える車窓からの景色がキレイだろうな。とか、夜景がきれいだろうな」というのを想像しながら寝場所を選択しています。そうすると、必然的にSA/PAは外れます。でもって、有料・無料問わず、県営や市営のトイレが近くにある駐車場など、公的な駐車スペースになることが多くなってしまいます。

 旅先で出会う人により充実度もアップ

はい。ここで大事なのがコミュニケーションです。こうした景色のいい駐車場は、朝だと散歩や遊びに来る人、夜だと自動車やバイク好きの集団やアツアツのカップルなど、さまざまな人が訪れます。自分が向こうを見ているように、向こうの人もこちらを見ています。日本だと車中泊をしているだけでも怪しまれたりすることもあります。だから、とりあえず駐車場で人と出会ったら軽く会釈しながら話しかけてみるようにしています(そのため身だしなみにも一応気をつけています)。

話しかけるようになってよかったことは、地元の人からオススメのスポットやお店などの情報が聞けること。一度だけ、駐車場近くの居酒屋でおごっていただいたこともありました。逆に、駐車場を管理している人や警備員さんに申し訳なさそうに「ここは車中泊がダメなんですよ」なんて言われたこともあります。いずれにしても会話によってお互いが安心できるのはいいことだと感じています。

 楽しいことだと周囲に認知してもらう

日本の車中泊の文化は欧米などと比べると認知度が低く、理解されていないことも多いと思います。逆に言えば、イヤでも目立つキャンピングカーを逆手にとって、自分も含め車中泊をしている人たちがもっとオープンかつ、周囲の環境や人などに対するマナーモラルも向上すれば(←ココが大事)、きちんと「楽しいこと」としていろいろな人にも知って貰えるはず。

 

駐車場が混み始めているにも関わらず、我が物顔でオーニングを出してスペースを占有している人を見かけたことがありますが、駐車場を使う人みんながイヤな思いをしないよう努めていきたいですよね。こういう人がいたらコミュニケーションよろしく軽く窘めるようにしています。もちろん、自分も周囲に配慮しながら早めの撤収を心がけています。

こうしたキャンピングカーに乗る人の立ち振る舞いが向上し、RVパークをはじめいろいろな「気軽に車中泊できる場所」が自然と増えていってほしいなと思います。

 

伴 隆之

キャンピングカーや自動車専門誌をはじめ、ファッションやアウトドア誌を中心に執筆するフリーライター&エディター。かれこれ20年以上、紙媒体に関わっていますが、最近は動画にもハマっています。

http://freedamn.jp/

関連コラム

キャンピングカー白書やオートキャンプ白書が伝える「ウイズコロナ時代」の過ごし方

町田厚成

2020年07月31日公開 (2019年03月08日更新)

急なお出かけは要注意! ドライブ前に点検を

松本(しう)周己

2020年07月10日公開 (2020年07月03日更新)

梅雨の晴れ間に
愛車を磨き上げよう!

山口則夫

2020年06月26日公開 (2020年06月19日更新)

遊びだけじゃない! キャンピングカーのマルチな使い道

岩田一成

2020年06月12日公開 (2019年05月17日更新)

やってはいけない!
鉄モノとガスバーナーとの関係

沖田雅生

2020年05月29日公開 (2018年08月24日更新)