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コラム

トレーラーでの欧米並みの生活に憧れる

 キャンピングカーといえばもともとトレーラーが好きで、現在所有しているのも超小型トレーラー。そんな中、超小型サイズの5thホイールトレーラーが昨年登場し正規ラインナップで発売されている。どうやらこのモデルは、北米でもそれほど大きくないピックアップトラック、いってみればハイラックスやF150クラスでけん引することを前提にしているようだ。

 なぜこのモデルが気になるかといえば、何はともあれ5thタイプだということ、自分的には無敵のかっこよさ、そして全幅が2.15mと小さいことである。比較してみると、国産キャブコンより10cmほど大きく欧州自走式より10cm小さく、このサイズなら日本国内をけん引するのに苦労することはないと考えられるから。

 これまでも、いろいろなメーカー製の5thトレーラーが輸入されてきたが、それは正規ラインナップというより注文輸入のようなもので、けん引車の選定や登録といったあたりで相当苦労していたのも一般的ではないと考えられていたのだ。

 ところがこのモデルの場合、24フィートモデルとアメリカントレーラーとしてはちょうどいい大きさで重量が2670kg、これならF450やシェビートラックのあまりに強力なデューリーはまるで必要なく、国産トラックでもなんとかなりそうと考えられるからだ。

 実際発売元ではその計画が進行中で、現在ダイナのダブルキャブでけん引するとどうなるかという検討がされているほど。その場合の連結全長は11m907cmになると試算されている。

 なんでピックアップトラックではなくキャブオーバートラックなの? という点については、連結全長を12m以下に抑えたかったというのが第一の理由。そして実用を考えると、1ナンバーではなく4ナンバーのトラックで引きたいと考えたから。

 そう、トレーラーって高速道路料金が上がっちゃうんだよね、ワンランク。4ナンバーで引く場合普通車枠から1つ上がって中型車。デューリーやハイラックスのような1ナンバーではもともと中型車で、けん引すると大型車扱いになりその通行料の大きさがネックになりそうなのだ。ちなみに普通車を1.0とすると中型車は1.2、大型車は1.65という通行料金比率になる。

 実際に日本の道路上をなんの問題もなく走行できそうだというあたりで、室内をのぞいてみると、住みたいという夢がムクムクと膨らんでくる。もうこのあたりだと、旅ではない、住むである。

 その室内はまさに家。スライドアウトすることもあり、たとえば4人家族で入っていても狭さを感じることはないだろう。もちろん装備も一般家庭に遜色があるような所はなく、普通に暮らせること間違いなし。

 自走式や軽量に作らねばならない一般的なトレーラーと比較すると、5thの場合はなからゴージャスで重量的にもカツカツな思考がないため、質感もかなりのものに仕上がっている。確かにその分重い。

 5thならではのバンク部分は巨大な就寝スペースで、カップルで寝るのに十分以上の広さと設備を持っている。リビングとの中間は大きなシャワールームとトイレルームがあり、リビングとは完全にコンパートメントできるのも魅力。

 実は欧米では、リタイヤ世代が郊外のキャンプ場でトレーラー生活を送っているのはごく一般的な風景。しかも季節によって気候のいいところに移動するといった具合。これに若い頃からかなり憧れていた。ある意味終活にも近い思考なのだが、それまでの身の回りのものを次世代に継承・整理し、最小限のもので相方と暮らしていく。なんか楽しそうでならない。

 もちろんこれまでの経験から、この手のトレーラーが楽に20年の耐久性はあることも理解している。ということは、平均寿命で考えると60歳過ぎくらいで手に入れると完結できるのかも? と思えてしまうのだ。

 まだまだ当分先の話なのでどうなるかも分からないのだが、気ままなトレーラー暮らしというのも1つの選択肢としてありなんだよなぁ、と真剣に思わせてくるれる車両装備内容。今後そういった思考のユーザーが増えたりすれば、日本のキャンピングカーシーンもだいぶ変化して面白いのだろうなと想像してしまう。

TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。最近ではcampingcar.jpというサイトを本格運用中。

http://www.tamamac.com

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