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コラム

新年1発目の外遊びは、長男と男同士の西伊豆キャンプ

雪が積もったキャンプ場で雪中キャンプをしたり、サイト内で愛犬を放し飼いできるドッグランサイトを利用したり、場内に温泉があるキャンプ場で朝から晩まで温泉三昧だったり……。

毎年、趣の違うフィールドをセレクトして、キャンプサイトでお雑煮やお汁粉を食べながら3~4泊でのんびり過ごすのが、我が家の新年の恒例行事です。

今年は中学3年生の長女が受験を控えているため、小学4年生の長男と一緒に西伊豆のキャンプ場を目指して男2人旅。家族全員そろわないのは残念だけど、男同士で出かけると、普段は甘えん坊の長男が意外なたくましさを見せてくれたりして、それもなかなか面白い。

雲見オートキャンプ場

静岡県賀茂郡松崎町雲見40-1

http://www2.wbs.ne.jp/~kumo-ac/

向かったのは、西伊豆の松崎町にある「雲見オートキャンプ場」。

高台にあるキャンプサイトから駿河湾の絶景を一望でき、場内に無料の展望風呂も完備したこのキャンプ場は、お正月気分でのんびり過ごすのにピッタリです。

 

0歳から長期のキャンプ旅を経験してきた長男は、10歳にしてキャンプ歴10年。

親が汗だくになって設営・撤収をしている横で、子供がイスに座ってゲームをしている。キャンプ場ではそんな光景もよく目にしますが、我が家ではそうした「子供の接待キャンプ」は今まで一度もしたことがありません。旅に行く時も、キャンプをする時も、子供はれっきとしたチームの一員。「自分ができることを考えて、自ら動く」を徹底してきたため、たとえ小学生でも長男は頼りになる「旅の相棒」です。

今回のキャンプ場も、親が勝手に選ぶのではなく2人でさまざまな条件を考慮して決めた場所。キャンプ場に到着してからも、スクリーンタープやテーブルの設営、清水タンクの水くみなど、自分ができることを自分で考え、テキパキと動いてくれました。

 

キャンピングカーには就寝スペースが確保されているので、テントを設営する必要はありません。しかも、FFヒーターを完備したキャンピングカーなら、外は氷点下の寒さでも車内はTシャツで過ごせるほどポカポカ。テントキャンパーにとって冬キャンプは敷居が高いですが、キャンピングカーがあれば寒い冬でも手軽にキャンプを楽しめます。

今回は電源サイトを利用して、スクリーンタープのフロアにビニールシート、銀マット、ホットカーペットを順に敷いた「お座敷レイアウト」に。男2人のキャンプなら、これで十分。西伊豆は冬も比較的温暖なので、これだけでも快適に過ごせます。

 

 

正月3が日後の平日ということで、キャンプ場はガラガラ。夏場の喧騒とは無縁のプライベート感を味わえるのが、冬シーズンにキャンプをする最大のメリットです。

サイトから眺める雄大な駿河湾と、そこに沈む真っ赤な夕日。大自然に囲まれた素晴らしいロケーションの中、お正月ムードで長男と2人、のんびりとした時間を過ごします。

 

場内に展望風呂が完備されているのも、雲見オートキャンプ場の大きな魅力。

壁一面がガラス張りになっているので、西伊豆の絶景を眺めながらお風呂に浸かれます。入浴可能時間(時期によって変動)内であれば無料で何度でも入浴できますが、浴室での石鹸の使用は禁止されているので、体を洗う際は浴室に隣接したコインシャワーを使用します。

この日はキャンパーが少なかったため、1時間の貸し切り家族風呂にしてくれました。息子と2人で外の景色を眺めながら、のんびりと湯舟に浸かって心も体もポカポカに。

 

男同士のキャンプだといつもは質素な食事ですが、今回は「お正月キャンプ」ということで、ちょっと奮発して土鍋でしゃぶしゃぶ。美味しくてスクリーンタープ内の暖房にもなる鍋料理は、冬キャンプのお勧めメニューです。

この日は、用意した1kgの豚肉と、650gの野菜を長男と半分ずつ完食しました。我が子ながら、10歳にして恐ろしい食欲……。食後、2人そろって横になったまま「もう動けない~」と唸っていたのは、ここだけの話ですが……。

 

夜のキャンプサイトで焚き火をして、楽しかった1日の締めくくり。

揺れる炎を見つめながら、息子の学校の話や、友達の話、好きな女の子の話などにゆっくり耳を傾けたり、今まで家族で経験してきた旅やキャンプの思い出を語り合ったり……。親子で焚き火を囲む時間は、キャンプ場でしか味わえない至福のひと時です。

 

 

お正月キャンプだからといってゴロゴロしてばかりでは体重が増える一方なので、キャンプ場から片道1時間ほど登山道を歩いて「高通山」(標高519m)の山頂へ。

短い距離で標高を稼ぐため、お正月明けのなまった体には登りがいのあるルートですが、3歳から登山を始めて北アルプス縦走登山の経験もある長男は、まったく疲れを見せずにスイスイと登っていきます。

山頂からは、西伊豆エリアの素晴らしい絶景が一望できます。この日は曇り空でしたが、晴れた日には富士山も大きく見えるそう。苦労して登った後に眺める雄大な景色が、登山の疲れを吹き飛ばしてくれます。

 

 

キャンプ場でのんびり過ごすのが目的なので観光はほとんどしませんでしたが、帰り道にキャンプ場で勧められた「雲見浅間神社」に立ち寄りました。

烏帽子山の山頂にある本殿へは、450段の急な階段と10分ほどの山道を登るハードな道のり。それだけに、本殿にたどり着いた時の達成感はひとしお。本殿に参拝した後は、頂上にある展望台から駿河湾や富士山を眺め、楽しかった男2人のお正月キャンプを締めくくりました。

 

こうして、最高の男旅で幕を開けた2018年。

今年もキャンピングカーをフル活用して、家族と共に日本全国を駆け回ります!

岩田一成

キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーライター。日本大学芸術学部卒業後、出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック制作に携わる。キャンピングカーで家族と800泊以上の旅をした経験を生かし、雑誌やWEBでキャンピングカーのコラムや記事を多数執筆。キャンピングカー専門誌のスーパーバイザーを務めるほか、講演会やテレビ・ラジオ番組の出演など、幅広い分野で活躍する。著書『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』(マガジン大地)

http://www.iwata-kazunari.com/

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