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コラム

ハンモックでお昼寝を

今年の夏はあいにくの天気でしたね。

とはいえキャンピングカーユーザーの皆さんは、そんなこと関係なく全国各地を飛び回っていたことでしょう。テントキャンパーにとっては、ちょっとうらやましい話です(ホントはかなりうらやましい)。なんてったって、テント干さなくてもいいんですものね。

 

秋到来、今年の秋はどのように過ごされますか?

今回オススメしたいのが「ハンモック」です。最近、テントキャンパーの間ではとっても流行っています。

皆さんもぜひトライしてみませんか。

トライと言ってもハードル高くありません。ハンモックでお昼寝することをトライすればいいのですから。とはいえ日本人気質。そうやすやすとゆっくりお昼寝なんかできない人が多いはず。ここはぜひとも覚悟して「お昼寝にチャレンジ」して下さい(笑)

 

ハンモックで過ごすには秋がとっても気持ちいいのです。なんと言っても涼しい。蒸し暑くもなく、さらさらとした風が心地よく、刺す虫もいなくなる季節だからです。もちろん春もいいのですが紫外線が思いのほか強いので注意が必要です。

 

ハンモックの生地には大きくふたつあります。一枚布のものと、編んであるタイプのものです。オススメは一枚布のもの。この方がカラダ全体を包んでくれてくつろげます。赤ちゃんがお腹の中にいるような感覚……。安らぎ……。書くだけで眠くなる。編んであるものに対して一枚布の方が体重を全体で分散してくれるので負荷がかからないからかもしれません。

一枚布タイプ     編み目タイプ

       一枚布タイプ                 編み目タイプ

一般的にハンモックというと両端を木や器具に引っかけて横たわるというものが思い浮かぶでしょう。ただ最近はいろいろなスタイルのハンモックが登場しています。そのひとつにイスのように座るタイプのものがあります。これは天頂部分1点を木の枝などにつるすものです。これは癖になりますよ。ちょっとブランコのようにゆらゆらと揺れる感覚。そのまま足を持ち上げてハンモックの中でくるまれれば、くーくーくー。寝落ちします。キャンプ場やアウトドアショップで目にすることもあると思います。試してみてください。

えー、モデルがおにーちゃんで恐縮ですwww

 

ハンモックを使う上での、張り方と注意点を

一般的なハンモックを張る場合は、自立式のスタンドを利用するのと、樹木を利用するという方法があります(キャンプ場によってはハンモックエリアがあったりします)。

安定しているのはなんといっても自立式のスタンドです。好きなところに設置できるのもいいところ。ただ収納にかさばるのが難点です。簡易的で持ち運びしやすいものも登場しているのでチェックしてみてください。収納にはあまり気にしなくてもキャンピングカーなら乗るかもしれませんね。後ろにくくりつけて運ぶとかやりようがあるかもしれません。

 

樹木を利用する場合についてお話しします。

必ず最初にしていただきたいこと。ハンモックを張るのに樹木を利用していいかどうか管理人さんに確認を取りましょう。大事です。

ご了解いただいた上で、樹木探し。ハンモックに必要なのは、3mほどの間隔で立っている2本の木です。

①お目当ての木を見つけたら、木の幹を両手で押して、十分な強度があるかどうかを確認します。地上から150cm程度の位置に、厚みのある布を巻き付けて樹皮をいためないようにしましょう。

②ハンモックの付属ロープ(6〜8mm程度)の両端に輪をつくります。ロープを木に一周させたら、輪の中にロープを通します。

③ハンモックとロープをS字フックで接続します。これで完成です。ピンと張っているかどうか確認します。体重をかけると沈み込むのできちんと張っていることが大事です。

  

チェア式のハンモックはこのやり方の応用と思ってください。

 

ところが、キャンプサイトに必ず条件のいい樹木があるはずとは限りません。樹木がまばらに立っていて、ちょうどいい木が1本しか見つからないなんてこともあります。

そんなときは……クルマのどこかにくくりつけることもいいかもしれません。もちろんクルマのどこにつけるかなど強度の問題がありますので確認が必要です。写真のクルマは堀田貴之さんのルノーカングーです。ルーフバーに片端をくくりつけています。カングーはキャンピングカーに比べれば車高も低いので可能です。参考にしてみて下さい。

                           アウトドアデイジャパン2016

そうでなければ2本の柱を組み合わせたスタンドを用意しましょう。市販のものもありますが、4×4×150cm程度の頑丈な木材2本を、マルカンとアイナットで簡単に自作できます。ここでも強度をつくることが必要ですので8〜10ミリ程度の太い張り綱と、50センチほどの太くて長いペグをしっかりと地面に打ちつけて抜けないか確認が必要です。

 

ハンモックのセットができたら、いよいよ乗ってみましょう

乗り方にも注意が必要です。ポイントはハンモックに真っ直ぐに寝るのではなくカラダを斜めにすること。真っ直ぐに寝てしまうと、ちょっとした動きでクルッと一回転して地面に落ちてしまい危険です。

子どもはハンモックができたら一番に乗りたがりますが、まずは大人が強度をチェック。そして、ハンモックをブランコのように揺らしたり、飛び跳ねたりすると、樹木をいためたり、スタンドが倒れたりして危険なことを子どもたちによく言いきかせ(あ、初めての大人にも)、時には実演することも大事です。

 

ちょっとくどく細かく説明してしまいましたが、慣れてしまえば時間もかからず難しくありません。しっかり設営して、あとは、のーんびりと過ごす。いちどやってみると持っていかなかったときに、何か物足りなさを感じること必至です。

 

この秋、気合いを入れて「のんびり」してください。

 

<取材協力> LUMBER YARD http://lumber-yard.jp/

 

沖田雅生

1965年埼玉県生まれ。地図編集、旅行雑誌編集を経て、アウトドア雑誌「月刊ガルヴィ」編集長として11年勤め上げ、現在アウトドアイベント「アウトドアデイジャパン」実行委員長。へたれながらも子どもの頃からアウトドア、キャンプ大好きでうろちょろしております。著書に『オートキャンプ教書』地球丸。

http://outdoorday.jp

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