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コラム

"出会い" もキャンピングカーの醍醐味のひとつ

キャンピングカーに乗っていると、さまざまな「出会い」があります。

 

旅先でキャンピングカーオーナーに声をかけられて、クルマやDIYの話に花が咲くことも少なくありませんし、キャンピングカー同士がすれ違った時に手を振り合って挨拶をかわすのも、素敵な「出会い」のひとつと言えるでしょう

同じ趣味や価値観を持っていることから、ユーザー同士で集まる機会が多いのもキャンピングカーの特徴です。ビルダーや雑誌のキャンプ大会をはじめ、オーナーズクラブのミーティング、最近ではSNSのつながりに端を発したオフ会なども活発に行われ、1年を通して全国各地でさまざまなキャンピングカーの集まりが開かれています。

これらはすべて、キャンピングカーという共通の楽しみが紡ぐ「出会い」のカタチ です。

 

今回は、筆者がつい先日参加してきたイベントを例にして、キャンピングカーがつなぐ出会いや、キャンピングカーの集まりの魅力について紹介したいと思います。

 

6月3~4日の週末、茨城県の「キャンプ村やなせ」で開催された「花火キャンプ」に参加してきました。昨年の同イベントに引き続き、今年で2回目の参加となります。

このイベントは、非営利煙火打上団体「疾風迅雷組」が主催するプライベート花火大会。

「疾風迅雷組」の主宰者がキャブコンのオーナーで、キャンピングカーユーザーが多数所属するフェイスブックのコミュニティ『キャンピングカー倶楽部』のメンバーであることから、そのつながりで多くのキャンピングカーが会場に集まりました。

 

今回の花火キャンプに参加したキャンピングカーは、約30台。バンコン、キャブコン、バスコンから、キャンピングトレーラー、輸入モーターホームまで、大小さまざまなキャンピングカーが広大な芝のキャンプサイトを埋め尽くしました。

その光景は、まさに壮観の一言!

 

 

主催者の相馬さんは、花火師の資格を保有している異色のキャンピングカーオーナー。前述した非営利煙火打上団体「疾風迅雷組」の創設者でもあります。

「全国の花火大会で宿代わりにする」「プライベート花火大会の本部、機材運搬車として使う」ために、約10年前にキャブコンを購入。「キャンピングカーがキャンプや旅だけではなく、幅広い用途に活用できる」ということを、身をもって証明しているアクティブなユーザーです。

 

今年の花火キャンプで、相馬さんが中心になって打ち上げられた花火は、大小合わせて1820発。

目の前で打ち上がる大迫力のプライベート花火を、キャンピングチェアに座ってゆったりと鑑賞する。そんな贅沢な経験ができるのも、キャンピングカーが紡いでくれた「出会い」があってこそ。筆者が相馬さんと初めて出会ったのも、とあるキャンピングカーのオフ会でした。

 

整備された芝生のキャンプサイトにクルマを止めてサイドオーニングを出し、イスやテーブルを並べて、オーナー同士でキャンピングカーや趣味の話に花を咲かせます。

キャンピングカーという共通の楽しみを持つ仲間が集まっているので、話が尽きることはありません。各自持ち寄った料理に舌鼓を打ちながら、サイドオーニングの下で語り合い、笑い合うひと時は、まさに至福の時間です。

 

ソロや夫婦、ファミリーまで、参加者のスタイルもさまざま。

例えば、子供の成長に伴ってソロで動く機会が多くなっても、こうした集まりなら気の合った仲間と楽しい時間を過ごすことができるし、小さな子供がいるファミリーなら会場に集まった同年代の子供同士で遊ばせることもできます。

それぞれのスタイルで楽しめるのが、キャンピングカーのオフ会やキャンプ大会の魅力のひとつと言えるでしょう。

 

さまざまなキャンピングカーを一度に見られるのも、こうした集まりの大きなメリット。

ユーザー同士で話をしたり、クルマを見せ合ったり、情報交換をしたりすることで、「他のクルマの内装レイアウトや装備がどうなっているのか?」「自分以外のオーナーがキャンピングカーをどう使っているのか?」といった疑問もその場で解決できます。

 

同じキャンピングカーに乗っている人がいれば、タイヤやホイール、足回りなどの走行性能向上についてや、サブバッテリーやソーラー充電システムなどの装備や快適化についてなど、実際に使っているユーザー同士ならではの、中身の濃い情報交換も可能です。

また、キャンピングカーの買い替えを検討している人にとって、さまざまなカテゴリーのキャンピングカーユーザーの生の声を聞けるのは、何よりのメリット。オフ会で刺激を受けて、キャンピングカーを買い替える人が多いのもうなずけます。こうした集まりで事前にユーザーの声を聞くことで、購入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性も激減するはずです。

 

花火の後は、参加メンバーで焚き火を囲んで談笑タイム。これもキャンピングカーユーザーが集まるグループキャンプでは、定番の光景です。

年齢も、職業も、家族構成も、住んでいる場所も違う。普通であれば知り合う機会がないかもしれない者同士が、旧知の仲のように冗談を言い合ったり、熱く語り合ったり……。そんな奇跡のような「出会い」も、すべてキャンピングカーが紡いでくれたもの。

 

キャンピングカーは、キャンプや旅、趣味などに幅広く使えるのが魅力。

でも実はそれ以外に  素晴らしい「出会い」をもたらしてくれるツール でもあるのです。

 

岩田一成

キャンピングカーライフ研究家/キャンピングカーフォトライター。日本大学芸術学部卒業後、出版社勤務を経て、2003年に独立。ライター・エディターとして、自動車専門誌を中心に累計1000誌以上の雑誌・ムック製作に携わる。家族と行くキャンピングカーの旅をライフワークとしており、これまでに700泊以上のキャンプ・車中泊を経験。キャンピングカー専門誌『キャンプカーマガジン』でスーパーバイザーを務めるほか、ムックやWEBでキャンピングカーに関する記事を多数執筆。著書に『人生を10倍豊かにする 至福のキャンピングカー入門』がある。

http://www.iwata-kazunari.com/

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