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コラム

世にも奇妙な車中泊体験

今でこそ車中泊の回数は減ってしまったが、子供が小さいころはGWと夏休み、さらにスキーキャンプと、年間数10泊は当たり前だった。これに取材で旅に出掛けると、都市部以外は必ず車中泊だった。過去には年間50泊! なんてこともあった。そこで今回は過去の車中泊体験記を、面白かったり不思議な体験をしたスポットを中心に、私なりの順位を付けて発表します。なお今回の体験は、その当時の情報で現在の状況は不明です。参考にする際はご注意を。

 

第5位 道の駅 かわうその里すさき 体験年月:2000年8月

真夏の車中泊、悲喜こもごも

四万十川を源流から河口まで旅する企画にて訪れた。夕方に四万十市に到着後、移動して午後7時ごろに道の駅に到着。夏休み、それもお盆直前のためかなりの駐車台数。気にせずに車内で食事後、10時前には寝ようとしたが、クルマの出入りが多く人の声もうるさく、何よりも暑くて眠れない。で、何となく窓から外を眺めていると、女性が1人乗ったクルマが入ってきた。しばらくして男性が1人乗ったクルマが来ると、その女の人を乗せて出ていった。う◯んと考えつつ、眠れないので外に出てフラフラしていると、子供から大人までワラワラといるし、芝生で寝転がっているライダーはいるし。車内に戻りゴロゴロしていると、女性を乗せたクルマが戻ってきた。その間、約2時間半。それぞれのクルマで出て行くという、昼ドラのような現場を目撃。その後、あまりにも人とクルマの出入りでうるさいので、同行のカメラマンを起こして移動を提案。カーナビを頼りに近隣の漁港に駐車。静かで海風が心地よく眠りについたが、夜明けとともに漁船のエンジン音がけたたましく。寝不足のまま帰路に就いた。

 

 

第4位 秋田道 錦秋湖SA 体験年月:2003年8月

まさか1台しかいないとは!

那須で新型キャンピングカーの取材後、秋田県のビルダーまで車両を返却する際に1人で利用。夕方に那須を出発し、夜の10時ごろに到着。8月下旬の平日だったが、1台ぐらいは車中泊しているだろうと思ったが、広大な駐車場には1台も止まっていない。かなり不安になりつつ、トイレを利用して戻ってくるとシャコタンのヤンキー車に乗った3人の若者が! こちらは目立つキャンピングカーであるし何かされたら、ますます不安になる。そこで、せめて止める場所を考えようと、場内案内図を見ると栗林の奥にも駐車場があるのを発見。林の中の周回路に駐車場があるらしい。行ってみると当たり前のように1台も止まっていない。なんだか寂しいが、こんな時間からココに入ってくるクルマはいないだろうと。ポップアップルーフを上げてダイネットを展開したベッドで就寝。若干風があり、時おり揺れる木々の音が気になったが、疲れからの睡魔に襲われ朝までぐっすり眠れた。

 

 

第3位 軽井沢の子供向け施設駐車場 体験年月:2006年5月

GWの洗礼を受けて流浪の民となる

以前、本連載コラムでも書いたが、愛車のボンゴフレンディAFTは自作キャンピングカー仕様。その製作序盤であった2006年5月の出来事。GWに間に合うように、4月中旬からセカンドシートをキャンピングカー用に付け替える作業を開始。5月2日にとりあえず完了し、翌日には旅へ出発。目的地はアバウトで草津方面。とりあえず温泉、道の駅で車中泊して、子供のための遊び施設に。昼過ぎに出発して、夕方には道の駅・六合で温泉を堪能。そこでの車中泊にはまだ早いので、草津の中心部に行き観光と夕食。道の駅・草津運動茶屋公園で車中泊と考えて移動すると、1台も止められないほどの超満車。時刻は9時過ぎなので、これからクルマが出るとは思えない。仕方がないので翌日の目的地付近である鬼押ハイウェイのパーキングを目指す。やっと到着、と思ったら夜間閉鎖…。ガ~ン、どうしよう…。途方に暮れつつ、仕方がないので目的地を目指す。到着、駐車場は開いている、正面入り口付近に止めて様子を伺うも不明。仕方がないので寝る。すると動物?鳥の鳴き声?奇声が何やら聞こえるが、う~ん寝よ寝よ。翌日、正面ゲートの横が開放されており、園内のトイレが利用できたのが判明。GWにもかかわらず、あまりにも計画性がなかったことを反省。

●製作途中の車内のためベッド上にローテーブルを置いていた

 

 

第2位 秋田県 八望台駐車場 体験年月:2008年8月

満点の星空に囲まれて天体観測

夏休みを利用して、山形県から秋田県周辺に家族旅行に出かけた。山形市から日本海側に出て北上。秋田市内から男鹿に向けて観光しつつ移動。毎度好例のテキトーな旅で、手元の旅行情報誌を頼りに次の目的地を決める。で、決まったのが“なまはげ”が見られる施設。ところがその日は時間的に中途半端。翌日に行くことにする。とりあえず近隣の入浴施設を探して風呂だけは入った。次は宿泊地と夕食。調べるとオートキャンプ場があるのを発見。ところが当日宿泊の受け付けは16時まで。付近に道の駅もなく、どうするか悩んだ結果、先ほど訪れた八望台の駐車場に決定。近隣にはコンビニすらなかったので、小さな商店で食材を確保。再び行くと素晴らしい夕日が堪能できた。辺りが暗くなってきたころに車内で夕食をいただく。休息後、車外に出ると満天の星座に。娘の夏休みの宿題にあった天体観測をしようと、正座早見盤を見ながらアレコレ。都会では絶対に拝めない星の数に、星座が特定しにくいほど。駐車場には我が家の1台だけで、満天の星空を独り占め。

●観光地としても最高の場所です

 

第1位の前に、

番外編 埼玉県 かわせみ河原 体験年月:2003年7月

あれだけの人はどこに!

関東のキャンピングカー乗りの聖地の1つが“かわせみ河原”だ。1台300円の環境美化協力費を払えば、河原にクルマが乗り入れられる。平日はほとんど人がおらず、取材ではよく使っているが、土日にはたくさんの人とクルマが押し寄せる。訪れたのは夏休みの7月下旬。嫁の仕事の関係で日曜日から2泊3日で利用。現地には昼過ぎに到着。河原は満車に近いが、帰る人もいたので駐車できた。係の人に聞いたら、朝の時点で260台が入っていると。クルマをセットして昼飯を食べて、子供と川で水遊び。その後は16時までなら一般でも入れる向かいの施設で入浴。あれだけ止めてあったクルマは徐々に減っていき、夜には10数台となっていた。それでも泊まるクルマもあるだろうと思っていたら、翌朝目覚めると広い場内は我が家だけ。係のオジちゃんに聞くと、夏休みといっても、ピークは土曜日とお盆だけと。貸し切り河原でもう1泊。その日の夜は2組だけキャンプしていた。

●撮影場所としても最高! 冬なので川には白鳥がいます

 

第1位 北海道 襟裳岬 体験年月:2006年8月

見てはイケナイ秘密の現場

毎度好例夏休みの家族旅行。前年は取材ついでに道北を旅したので、この年は王道ともいえる道東巡り。小樽から入り、帯広、阿寒、根室、釧路、そして驚きの体験をした襟裳岬での車中泊。ときはお盆の1週間前、次なる目的地は襟裳岬としたのはいいが、手前の道の駅・忠類で車中泊するにはちょっと早い。そこで風呂にだけ入り移動。途中で給油して、食材を買い込み、襟裳岬に到着したのは午後の7時ごろだった。目指す際に、例によって多くを考えずに、駐車場で泊まれるだろうと。確かに24時間開いているトイレもあったので問題はなかったが、我が家以外は1台もいない! まぁ~、慣れっこだからイイけれどね! 夕飯を食べて、ルーフテントでくつろぎ、ゴ~ロ、ゴロ。時刻は9時過ぎぐらい、突然軽トラと2トントラックが入ってきた。薄ぼんやりとした場内で、その2台からはそれぞれ1人ずつの影。軽トラの荷台のシートを開けていくつもの採集コンテナを2トン車に積み込んでいる。その作業時間5分ほど。夜までお仕事ご苦労様です、とは到底思えません。途中、コンテナからポロッと落ちたのは、間違いなくコンブ。立ち去る直前、落としたブツをすべて拾い上げてから出て行った。

●駐車場の写真はほとんど撮っていませんでした(-_-;)

山口則夫

月刊オートキャンパーをメインに活動しているフリーの編集者。趣味はサッカー観戦でFC東京の熱烈サポーター。地元の小学校サッカーチームの代表。JFAのサッカーD級コーチを取得しているので、編集業だけでなく、少年サッカーのコーチも生業にしようかな!? 面倒を見ているチームの練習試合相手は随時募集中!

http://komae1fc.jimdo.com/

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