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コラム

両親が選んだ、キャンピングカーという旅のスタイル。

はじめまして。このコラム執筆陣の紅一点となります、キャンピングカー生活11年目の「しう@SOTO」こと松本周己(ちかこ)と申します。
「女性ならではの視点を」とのご要望なのですが、女だてらにキャンピングカーを住居 兼 仕事場として一人旅している(独)身としてはご期待に応えられるかどうか不安なスタートです。

わたしが住まいとしているキャンピングカー「Rocky21」は、元は両親のものでした(今でも名義は父のままですが)。
我が家に初めてキャンピングカーが登場したのは、今からもう35年ほど前のことです。アウトドア好きの父が、中古のワゴン車を自ら改造した「自作キャンピングカー」でした。対面式のテーブル/ベッドに、小さなキッチンがあるだけのシンプルなつくりでしたが、子どもにとっては初めて目にしたキャンピングカーにテンションが上がりまくったものです。
しかしこれは母が手術のため長期入院していた隙を狙ってのことだったので、母の怒りは後々まであとを引き、結局は1年半ほどで手放す憂き目となってしまいました。
出かけたのはほんの数回でしたが、その体験はとても楽しい思い出としてわたしの中に強く残っています。

それから15年ほどが経過し、父は早期依願退職を視野に入れ、退職金で再びキャンピングカーを手に入れたい!という思いに駆られるようになりました。そこで問題なのが、どう母を口説くかです。これは、ほとんどのキャンピングカーユーザーさんの悩みだったことでしょう。
わたなべたつおさんのコラム「奥様の説得方法教えます」でも述べられた通り、我が家でも「キャンピングカーが買えるほどのお金があるなら、贅沢な旅行が何回できることか!」「旅行先でまで家事をしたくない!」という母の猛反対に遭いました。

決め手となったのは何かというと、母が病弱だったため「いつでもベッドに横になれる」ということでした。それまでは、やはり乗用車(パジェロ)ではシートを倒してもフラットにならないので寛いで休めないし、宿泊先に到着しても荷物を運ぶのは父の役目、移動疲れでグッタリ…というパターンが多かったそうなのです。
バイクや車旅、鉄道旅、船旅など旅のスタイルはいろいろありますが、時間や予約などの制約がなく、誰それに気兼ねなく、よりラクに楽しむならキャンピングカーが最適かな、という結論に落ち着きました。
母が犬を飼いたがったことも理由のひとつです。犬連れ旅は制限が多くなりますが、キャンピングカーなら万事解決ですからね。

どのキャンピングカーにするか、という段になり、当初は予算的にも国産キャブコンを念頭に考えていたらしいのですが、両親とも長身(父175cm、母167cm)なのでベッドがちょっと窮屈なことと、将来もし車椅子が必要になっても対応できるように、スペースに充分な余裕があるクラスCに決めたそうです。
大型車は車両感覚を掴むまで運転に苦心しますが、車高があるぶん視界が広いしシートもかなり余裕があるので疲れが軽減されます。さらに運転席と助手席の間にワンコ席も設けられます(笑)
生活スペースも広くて天井も高いし、キッチンのシンクもキャンピングカーとしては大きい方だし、冷蔵庫も大きい。まさに家にいるような感覚のまま旅行できるのです。
「不便さを楽しむのも旅の醍醐味」とは言いますが、普段の生活の延長線上にありながら旅行できるなんて、得した気分ですよね。
幼少のころ、テントキャンプでのアウトドアがメインだったことを思い出すと、キャンピングカーでのオートキャンプは断然ラクで時間短縮にもなりますし、楽しみ方の幅も広がりました。突然の雨でも大丈夫ですしね。

そうして両親はキャンピングカーで、無理せず気ままに日本一周旅行を楽しむことができました。
いちばん楽しんだのはワンコだったかも知れませんが(笑)

ところで、「もしキャンピングカーを買い替えるとしたら、どれを選びますか?」と聞かれることがあります。「乗用車を選ぶ」のと「キャンピングカーを選ぶ」のとでは、チェック項目が倍増すると言っても過言ではありません。
しかしわたし自身は11年もキャンピングカーに乗っていながら未だにクルマの知識が薄いので、ベース車両のスペックよりも「顔」およびボディデザインやカラーリングを重視してしまいがちです。パっと「車選びのキモ」が思いつかないのと、内装などは自分の好みや使い勝手がいいように改造することも可能だけど、外見はどうしようもないからです。

このクルマが走る様、停まっているフィールド、クルマから降りて来る自分を想像したり、外から眺めたときに「あれがわたしのクルマか」と誇りに思うか肩を落とすか、それは「見た目」にかかっているのです。
「カッコイイ」を選ぶか、「カワイイ」を選ぶか、はたまた「ワイルド」を選ぶか…目移りしちゃいますね。

 

しう@SOTO

松本周己(しう@SOTO) 20年以上前から、主にレンタカー(軽自動車〜ハイエースロングなど)で車中泊旅を楽しんでいたが、ふと「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と思い立ち、独学でウェブデザイナーになり、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった生粋の自由人。夏は北海道、冬は九州で過ごしています。 一応、女性らしく(?)根は機械オンチなため、日進月歩の日々。 WEB>http://soto.sakura.ne.jp/ BLOG>http://soto.sblo.jp/

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