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コラム

今時のキャンピングトレーラー事情

 初めまして、TAMA@MACです。本名は鈴木康文なのですが、中学入学時からタマと呼ばれ今に至り、世間一般、業界の人々、家族ですらそう呼ぶので、ネット上のハンドルで名乗ることにします。よろしくお願いいたします。

 そんな私がキャンピングカーの話題に触れ始め、様々なモデルを乗り続けて四半世紀。そのほとんどは仕事上での試乗だが、自分でもモーターホームとキャンピングトレーラーを所有し楽しい生活を送ってきた。ただclassA、フルコンバージョン欧州的に言えばインテグレーテッドである7mのモーターホームは25年以上経過したのを期に泣く泣く手放したが、キャンピングトレーラーは20年選手とはいえ現役。元来自分の使い方で考えると、キャンピングトレーラーの方が性に合っている様にも思われる。現在は、古いもの好き誰も乗っていないもの好きの友人に託され、北海道で余生を送っている元愛車。そのうち、これで長期北海道ツーリングをしたいと思ってはいるものの、道東って遠いのである。

 そんなこともあって、JRVAのこのコラムは書き手も多く自走式の話題はかぶることが多そう…という理由から、できるだけキャンピングトレーラーネタで話を膨らませればと思う。という訳で、私的第一回目の内容は、キャンピングトレーラーのユーザーが多く集まるキャンプ大会の雰囲気をお伝えしよう。

こちらのキャンピングトレーラーで走り回っています。こんな最高のロケーションの直後とんでもない林道に紛れ込み、ホイールキャップを紛失してしまったのは内緒だ。

 まず大前提の様なもので、自走式のキャンピングカーを使っている人は、その多くが“旅”のツールとしてとらえている場合が多い。それに対してキャンピングトレーラーユーザーは、どっかりサイトに腰を落ち着けその場で何かを楽しむ方向がメイン。一概ではないものの、なんとなくそんな傾向がある様に思う。

 さてその実際はどのようなものかと、おじゃましたキャンプ大会の主催者である、トーザイ・アテオの太田行美社長さんに聞いてみた。今回の参加組数は43台のトレーラー、そのほとんどがけん引免許を必要とするサイズではあるが、まだ購入後間もなく初めてオーナーズキャンプに参加する人たちが11組も居るという。こんなところに、キャンピングトレーラーがジワジワと人気を広めつつある傾向が見て取れるのかもしれない。

けん引サイズが、何十台も集まる景色は壮観だ。様々なキャンプ大会やオフ会に参加してみたが、キャンピングトレーラーのユーザーは濃密にお付き合いが始まる場合が多い。ただ、誰もがひとかどならない趣味とかこだわりを持って、本気で遊んでいる人が多いように思う。

 ただキャンピングトレーラーを使う人は、お金の使い方というか趣味のものにかける情熱がすごいように思うとも。言って見れば、遊び方が上手な人が多いといった感じ。おまけに、自分でも忘れてしまっている遊び道具までバゲッジに積載している、といったこともよくある出来事なのだそう。

 キャンプ大会そのものは土日両日を利用してなのだが、いわゆる“前のり”で前日から現地入りするパーティーも多数。さらに、朝早くから続々到着する後続組のサイトへの入庫やセッティングなど、主催者だけでなく顔見知りが手伝ってテキパキと進んでいく。車両サイズとキャンプ場の個々のサイトサイズを考えると、驚くべきスピーディーさで綺麗に収まっていく。

そもそもカーゴトレーラー購入計画が突如キャンピングトレーラーになり、けん引免許サイズのためヒッチメンバーからワンオフで作り直し、道具もすべて新品というオーナーさん。キャンプ大会参加どころか、キャンプ生活そのものが経験が少ないという人も、最近ではちらほら見かけるようになってきた。

 実はこの状態、ほかのキャンピングトレーラーイベントでも同様に見られる現象で、久しぶりとのあいさつ代わりに行なわれる光景。けん引しているからこそ分かる、かゆい所に手が届くような部分の意識が共有され、ある種の仲間意識のようなものが生まれる瞬間でもあるのだ。

 楽しませるということに関しても、多趣味というか器用というか、遊びが上手なだけあってそこここで様々なプチイベントが繰り広げられ、親睦は一層深まる。まあ大体最後は、みんなで集まって酔っ払って大笑いに帰結してしまうのではあるが。

 もちろん、最初から一人前でなんでもできる人なんていなくて、回を重ねると秘められた能力を発揮する人が多い。そしてまた濃厚な関係を、年月を経て深めていく様子が見て取れる。

 特筆すべきは、イベント終了後のキャンプサイト。色々な場所でキャンピングトレーラーのイベントに参加してきたが、ゴミがまるで落ちていない。というより、下手をすると始まる前より綺麗だったりするのだ。このあたりにも、キャンピングトレーラーを愛するユーザー層の趣向というか心意気を感じられずにはいられない。そんな仲間たちとキャンプすると、不思議とスカッとした気分になれ、また一緒に遊びたいなぁと思うのである。

TAMA@MAC

主に月刊オートキャンパーに執筆し、超小型キャンピングトレーラーを引っ張って、キャンピングカーの可能性を甘受する日々を送る。クルマやキャンピングカーは相当好きだが、最近はフィールドワークにドップリはまり込んでいる。

http://www.tamamac.com

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