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JRVAトップキャンパーの情報広場 > キンピングカーのマナー・ゴミ問題-シンポジウム「より良きくるま旅を目指して」開催

 

 

キンピングカーのマナー・ゴミ問題

シンポジウム「より良きくるま旅を目指して」

トップ出席者プログラム内容開会の挨拶講演1 ・ 講演2 ・ 講演3 ・ 講演4
ディスカッション1 ・ ディスカッション2 ・ ディスカッション3閉会の挨拶

基調講演2 くるま旅の新システムの提案 【山本馬骨】

本日はユーザーの代表という大役を仰せつかったので、主に、定年退職後に「くるま旅」を楽しもうとするユーザーが、どのような「旅」を望んでいるかについて、私なりの所感を述べてみたい。

その前に、「くるま旅」にはどのような意義があるかを語ってみたい。
「くるま旅」とは、簡単にいえば、車社会が必然的に生み出した新しい旅の形態である。特に、リタイヤ後の人生をより心豊かに送りたい人には、格好の旅のスタイルだと思っている。
旅には、人や自然、風景や食べ物など、常にたくさんの「出会い」がともなう。その「出会い」から受ける刺激が、旅する人間の活力を育て、その活力から生まれる行動力が、ひいては地域社会の活性化をうながすことにつながる。

「くるま旅」を経験することによって、リタイヤした人たちがそこから活力を得られるようになれば、いま国の財政の根幹を揺るがし始めている老人医療問題の改善にも、大きく貢献するはずである。
そういった意味で、「くるま旅」を実りあるものに導くことが、これからの時代にはとても大切になると思うが、それには、三つの視点から見た考察が必要になる。

Aは「くるま旅」を実践する側の視点。
これにはユーザーと、メーカーや販売店さんの皆様が入る。

Bは、「くるま旅」を受け入れる環境側の視点。
キャンプ場や、道の駅などの公共施設の運営に関わる方々の視点である。

Cは、「くるま旅」を取り巻く社会からの視点。
社会がどのように「くるま旅」を認知するのか。マスコミをはじめとする大勢の方々が、これに関わってくる。

どうして、そのような三つの視点が大切かというと、たとえば、ゴミ処理やマナーの改善という問題を取りあげてみても、Aに挙げたユーザーとメーカーだけが一生懸命取り組んでも、そこには限界があるからだ。

現に、私は年間4ヶ月ほど「くるま旅」を楽しんでいるが、その場合、1週間ほどの「くるま旅」なら、ゴミ処理も、基本的に持ち帰りという姿勢で対処できる。しかし、1週間を超えて、1ヶ月や2ヶ月の旅となると、旅先で発生するゴミを持ち帰ることは不可能である。
そうなると、Bで挙げたような、「くるま旅」を受け入れてくれる環境側との連携が不可欠となる。キャンプ場や道の駅などと連携して、日本全国どこでも共通してゴミ処理が行えるシステムが確立されなければならないと思う。

ゴミ問題というのは、本来は国が取り組むべき問題である。今日まで、日本の政治と経済を担う人たちは、環境問題などが提起される前の考え方である「大量生産・大量消費」という経済構造を是認してきた。大量のゴミが生まれてきたのは、いわばそのような経済構造の「負の遺産」である。したがって、そういう流れをつくってきた国の政策にも問題があったはずだ。
各地の公共施設などからゴミ箱を撤去して、目の前のゴミを減らそうというようなその場しのぎの対処療法では、根本的な解決にはならないように思う。

そのような問題提起を行えるのが、さきほどCに掲げたマスコミなどに代表される「社会」の力だ。
マスコミが、この問題を真剣に取りあげ、さらに「くるま旅」の意義を認めてバックアップしてくれるようになれば、「くるま旅」が大きなムーブメントになることも期待できる。

次に、「くるま旅」の現状はどうなっているかについて、少し触れたい。
現在「くるま旅」を受け入れてくれるシステムとして一番安心できるのはキャンプ場である。
しかし、そのことを理解しながらも、道の駅や高速道路のサービスエリアなどを利用するユーザーが多いのは、やはり「くるま旅」にかかるコストの問題が絡んでいるからだと思う。

短期の「くるま旅」なら、既存のキャンプ場を利用した方が満足のいく旅行ができることは、ユーザーなら誰でも分かっているはずだ。しかし、長期間の旅となると、キャンプ場を利用したくても、料金が高めなキャンプ場が多いために、とても毎日は利用できない。

現在、リタイア後に「くるま旅」をしている人たちの多くは、年金暮らしをしている。そうなると、毎日高額の料金を払う余裕がない。キャンプ場の場合は、比較的料金が低いと思える場所でも1泊3,000円ほどになる。もし、毎日オートキャンプ場を利用するとなると、1ヶ月で9万円。これは相当のレベルの高い貸し家の料金と同じになる。
かといって、今これほど問題が大きくなってきている道の駅などの公共施設を利用することは、現状では、肩身が狭い思いをすることになるだろう。
そこで私は、まったく新しいキャンピングカーユーザー用の宿泊システムを開発することを提唱したい。そしてそれを、有料でありながら、できる限り低料金に押さえるようなものにしてほしいと望んでいる。

そもそも、現在、一部の不心得の人たちによって起こされている道の駅などのマナー違反は、そのような公共施設が「くるま旅」のために造られた施設でないにもかかわらず、それを無料の宿泊施設と勘違いした人によって起こされている。
だから、道の駅などの駐車場の一部を、料金を取ることを条件に「くるま旅」用の施設として開放することを、考えてもいいのではなかろうか。
また、道の駅に限らず、既存のキャンプ場を運営されている方々にも、一般サイトとは別に、簡易的な施設でよいから、料金を安くしたスペースをユーザーに提供していただくよう取り計らっていただくことは、できないだろうか。

そのような、道の駅やキャンプ場の一部を取り込んだ新しい宿泊システムに、私は、「くるま旅」の寄港地という意味を込めて、「モーターホームポート(MHP)」と名付けてみたい。そして、そのようなシステムの立ち上げを、キャンプ場さんや道の駅を統括されている国土交通省に提案してみたい。

そのような宿泊施設を開発していただくときには、次の四つの要件が満たされている必要があると思う。
 1)給排水設備  2)トイレ設備  3)AC電源  4)ゴミ処理施設

1台あたりの駐車場のスペースとしては、できればオーニングを出して使えるぐらいの幅が4m、長さが7mぐらいのスペースを確保していただくことを期待したい。
トイレは共同でかまわない。
AC電源については、コイン式で使えるような装置を提供してもらいたい。
ゴミ処理に関しては、有料で個人負担。

料金設定だが、そのような設備を一から開発するとなると相当コストがかかるだろうから、利用者もある程度の負担は覚悟せねばならないだろう。しかし、既存の設備の一部を流用するなどして、一晩1,000円ぐらいに収まるように設定することは、不可能だろうか。

現在、この会場で問われているようなマナー問題・ゴミ問題が各地で生じてきているのは、「くるま旅」を手軽に安心して楽しめるような利用環境がほとんど整備されていないということに尽きる。キャンピングカーのユーザーは、既存の施設を活用しながらも、不安を抱えながら手探りで旅をしている。
日本RV協会の方々には、ぜひ全国のキャンプ場や、道の駅を統括する国土交通省などにも働きかけて、このような新しい宿泊システムの構築に励んでもらいたい。

最後に、マナー違反の問題だが、これに関しては、当たり前のことだが「隗より始めよ」という言葉があるように、個々のユーザーが「自分自身は絶対マナー違反をしないぞ」と心に誓うところから始まる。
また、公共の駐車場を管理する方々には、「ゴミ捨て禁止」などという内容を書いた立て札を要所要所に掲げるなどの対応を考えていただきたい。
RV協会の方々には、マナーブックのようなものを制作して、新しくキャンピングカーを買われた方々に配布するようお願いしたい

基調講演2 くるま旅の新システムの提案 【山本馬骨】おわり

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